先日に解説者を務めたローター・マテウス氏は、ドイツ代表の19歳ジャマル・ムシアラについて「リオネル・メッシ」を比較対象として挙げていた。これまでの実績をみれば決して比較対象とはならないが、メッシが同じ年齢だった時ならばどうか?これまでブンデス71試合に出場(3342分)したムシアラに対して、メッシはラ・リーガ39試合に出場(2029分)。そしてゴール数では20vs14とムシアラに分があるが、ただその後の16年間でいかにゴールを量産したかは周知の通りだ。ちなみにCLでは2得点(19試合/906分)vs2得点(12試合/798分)。

 ただ代表ではメッシが2得点(12試合)であるのに対して、ムシアラはまだ1得点(17試合)。それが今回の日本代表戦で変わるか?カップ戦などその他の試合ではムシアラは117試合で28得点と、当時のメッシの70試合で19得点とは大きな差があり、得点の効率性も高い。(1得点/189.9分vs209.5分)果たしてこれから、どのような飛躍が待ち受けているのか。ニクラス・ズーレによればいつか偉大なサッカー選手になるであろうことは、早い段階から明らかだったという。

 まだ17歳だった頃にバイエルンのU19でプレーしていたムシアラと、当時トップチームの選手として対峙したズーレは「そこで彼がいかに並外れた能力を持っているか。比較的すぐにわかったよ。テストマッチの後で彼は、僕たちトップチームの仲間入りを果たしているんだ。」とコメント。「あまり褒めすぎたりしたくない。でも彼が地に足をつけた人間であることも考えているし、特に心配はしていないよ」と言葉を続けた。バイエルンで見せているような状態をW杯に持ち込めれば、きっとチームにとって絶対的付加価値をもたらしてくれる存在だよ」

 逆にズーレの特徴について会見で問われたムシアラは、「ニキは1vs1で本当に良いクオリティともっているし、対戦相手として厄介だよ。足が速いし、力強さがあって、ボールをもったときもいいプレーをみせてくれる」と返答。「でも、あまり褒めすぎたりはしたくないんだ」と笑顔を見せ、また現在は宿泊地にてどのように過ごしているのかとの問いには「とてもリラックスしているよ」とコメント。練習やミーティング以外の時にはゲーム(Call of Duty)やバスケットボール(正直、僕が一番うまいね)、さらにコーンホールという遊びにも興じていることも明かした。