【盛岡・北上川大賞典】山本聡「イメージした通りのレース」ジェイケイブラック3度目の挑戦でV
20日、盛岡競馬場で行われた10R・北上川大賞典(M2・3歳上・ダ2600m)は、山本聡哉騎乗の1番人気、ジェイケイブラック(牡6・岩手・石川栄)が快勝した。4馬身差の2着に2番人気のヴォウジラール(せん7・岩手・新田守)、3着にレールガン(牡5・岩手・佐藤浩一)が入った。勝ちタイムは2:49.7のレコードタイム(良)。
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レコード決着1着 ジェイケイブラック
山本聡哉騎手
「フレッチャビアンカが出走しなかったことでメンバー的に横一線になって、どの馬もちゃんと意識しなくてはならないレースになりました。そんな中では、兄が乗ったヴォウジラールがこのレースの中では目標になる馬かなと思っていたので、道中はその後ろに付けて直線で外に出す・・・というイメージを持っていました。ゲート裏では自分が一つもミスできないなと思っていて、スタートからゴール板まで自分がイメージした通りのレースになったから、上手くいってホッとしています。この馬は3歳未勝利で岩手に来て、石川先生はじめ厩舎のスタッフが大事に育ててきた馬ですから、こういうタイトルを獲らせてあげることができて良かった。自分も古馬の長い距離のレースを勝ってなくて、北上川大賞典は自分が中学生の頃から凄いレースだと思っていたから勝てて良かったです。今日は応援ありがとうございました。次戦も応援のほどよろしくお願いします」
石川栄調教師
「重賞ののれんを一つでも獲らせてやりたいとずっと思っていた馬ですが、最近は強い馬がどんどん転入してくるからなかなか勝てなかった。今回はチャンスだと思って使ってみて良かったです。夏場はちょっと調子が落ちていたんですが涼しくなって取り戻してきていた。去年のこのレースで3着だったようにスピード競馬よりはある程度長丁場の方が良いと思っていましたしね。次戦は、年末のファン投票のレースにね、選ばれるなら向かいたいと思います」
ジェイケイブラック 46戦14勝
(牡6・岩手・石川栄)
父:エイシンフラッシュ
母:ジェイケイドリーム
母父:マンハッタンカフェ
馬主:菅野直彦
生産者:村上欽哉