マイルCSの馬券のヒントはサッカーW杯にあるのか、それともGIヘッドラインに隠されているのか
ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。
カタールでまもなくサッカーワールドカップが開幕する
研究員「サッカーのワールドカップがいよいよ始まりますね」
所長「強い国と同組になるのは避けられないとはいえ、日本はえげつないグループに入ってしまったな......。しかも、いきなりドイツと対戦するなんて、試合前から『ミネイロンの惨劇(※)』で号泣しておったメガネの少年の気分じゃ」
※2014年ブラジルW杯の準決勝で地元ブラジルがドイツに1−7と惨敗した試合の通称
研究員「でも、ワールドカップのサッカーくじを売っている香港では、日本がグループリーグ1位で突破するオッズが13倍だそうですよ。意外と、やってみないとわからないんじゃないですか?」
所長「いやぁ〜、香港のファンは優しいのう。日本のグループリーグ1位での突破なんて、世界的に見れば、万馬券に近いんじゃないか」
研究員「そうかもしれませんが、僕らは日本を応援しましょうよ。2019年のラグビーワールドカップでは、日本が強豪相手に奮闘してグループリーグを突破したじゃないですか」
所長「そうじゃな。サッカーのワールドカップでは、前評判が低い時ほどいい結果を出しているしな」
研究員「しかし、この時期にワールドカップが開催されるのは、なんか不思議な感じがしますね。これは、やっぱりGIにおける馬券のサインになるんじゃないですか」
所長「マイルCSのか? 確かに、そういう考えはあるかもな。マイルCSのGIヘッドラインは、『颯爽と駆けろ、疾風の勇者が秋を収める。』じゃからな。『颯(さっ)爽と駆(か)けろ』――略して、サッカーじゃ」
研究員「いやいや、それは苦しいでしょ!」
所長「うるさいわい! けどな、日本は初戦でドイツと対戦するが、マイルCSにはドイツ産のシュネルマイスターが出走するからな。なんか、クサいと思わんか?」
研究員「ドイツと言えば、ベステンダンクもドイツ語で『ありがとう』の意味ですよ」
所長「ふむふむ。マイルCSでサッカーと言えば、1988年の勝ち馬サッカーボーイを思い出すが、そのサッカーボーイはベステンダンクと同じ7枠14番じゃったな」
研究員「おお!? なんかそれ、匂いますね」
所長「あと、GIヘッドラインで言えば、『疾風』もヒントになりそうじゃな」
研究員「疾風?」
所長「"しっぷう"→"しっぷ"→"シップ"=船ということで、クロ"フネ"産駒のソダシじゃ」
研究員「ダジャレかよ! だいたいそれで言ったら、ルーラー"シップ"産駒のソウルラッシュもありじゃないですか」
所長「そうじゃな。ただな、ソダシについては同馬を担当している今浪隆利厩務員が、かつてゴールド"シップ"担当じゃったんじゃ。サッカーワールドカップ絡みのドイツ関連馬券も悪くないと思ったが、こうなったら、ソダシの単勝とソウルラッシュとの馬連にドカーンと突っ込んで、カタールに行ったるで! ガハハハッ」
研究員「けっ。ダジャレ馬券じゃ、アテにならないな。僕はこっそりシュネルマイスターから勝負しましょうかね。クククッ」