【JBCクラシック】高柳師「チャンピオンズカップ目指す」レース後関係者コメント
3日、盛岡競馬場で行われた交流G1・JBCクラシックは、断然の1番人気に支持されたテーオーケインズが快勝。昨年4着の雪辱を晴らしてダート競馬の祭典で勝利を飾った。
JBCクラシック、レース後ジョッキーコメント
1着 テーオーケインズ
松山弘平騎手
「前走使ってから休む期間もしっかりとれて、帰ってきてからは本当にリフレッシュして良い状態で帰ってきてくれました。なので、調教の動きも良かったですし、本当にしっかり走れているなという印象でした。枠も外で良い枠だなと今日は思っていましたので、スタートをしっかり決めて、あとは馬のリズムを大切に乗りたいなと、力ある馬なのであまり自分が焦らずにしっかりリズムを整えてあげたいなと思いました。1・2コーナー回って向正面で少しペースも落ち着いているなと思ったので、あまりずっと外を回されるのもちょっと嫌だったので、早めに動いて行って3番手まで押し上げさせていただきました。向正面で上がっていった時に馬もしっかり反応してくれていましたし、そこでしっかり反応してくれていたので、大丈夫だな今日は思いました。(勝ちを確信したのは?)ゴールした時ですかね。今日は沢山重賞レースあったのですが、こうして最後まで残っていただいてありがとうございます。最後にテーオーケインズの良い姿を見せることが出来て、本当に今日は良かったなと思います。またこれからもしっかり乗れるように頑張っていきたいと思います。今日はありがとうございました」
ヤナガワ牧場・梁川正晋氏
「(良い馬をつくつコツはありますか?)一生懸命やっているつもりではいるんですけれども、なかなかこれっていう馬というのは本当につくるのが難しくて、本当に毎日毎日どうしたらいいかなという試行錯誤の連続ですね。(子供の頃のテーオーケインズは)形はすきっとしてキレイな馬ではありました。(ファンの皆様に)重ねてという形になるんですけれども、最後のレースまでこんなに沢山のファンの方々が残っていただいてまた、家に戻って良い馬を生産するように頑張りたいなと思いました」
高柳大輔調教師
「正直、前走のこともあったのでホッとしています。プラス6キロでも見た目は変わりなく予定通りの体重でした。外を回されたのが心配で、前に逃げ切られないかなと心配しながら見ていました。調教通りしっかり最後は伸びてくれて安心しています。(次走は)当初の目標だったチャンピオンズカップを目指します。これからまだ良くなると思います」
2着 クラウンプライド
福永祐一騎手
「逃げ方としてはプラン通りでした。ペースを上げずに我慢を効かせながら逃げるという形は取れたんですけども、最後までしぶとく脚を使ってくれましたが、勝った馬も流石のG1馬ということで、1着取ることは叶いませんでしたが、この馬もG1を勝つ能力は有している馬だと思います。勝てるかなとは思いました。G1勝てる馬だと思いますし、どのステージが適しているのか、コーナーワークが上手な馬ではないので、コーナーがゆったりしたところで力は発揮出来るんじゃないかなと思います」
3着 ペイシャエス
菅原明良騎手
「返し馬から調子の良さを感じていて、馬が素軽く感じたので積極的に乗ろうと思い3番手につけました。終始手応えは良くて、追ってからもしっかり伸びてくれました」
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武豊「感慨深い」4着 クリノドラゴン
武豊騎手
「状態がすごく良さそうだったので、思い通りのレースは出来ました。前半急かさない方がいい馬なので、もう少し前が流れてくれたらいいなとは思っていたんですけども、手応え良く3コーナーまで行って、速くなってからは追走が苦しくなりましたけど、最後まで伸びているので、初めて大きい舞台で強い馬たちと走ってここまで頑張ってくれたのは、未勝利から乗っている馬なので感慨深いです。今後楽しみです」
5着 メイショウハリオ
浜中俊騎手
「道中あまり上がらなくて勝ち馬の近くにいる形だったんですけども、ペースが遅かったし、3、4コーナーから勢いついた時にちょっと離されてしまいました。帝王賞以来のレースでしたけど、次に状態が上がってくると思います。左回りより右回りの方がいいかなとは思います。左手前で走るのが好きな馬で、反応も持久力も違うなというのは左回りに乗って改めて思いました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
3日、盛岡競馬場で行われた12R・JBCクラシック(Jpn1・3歳上オープン・ダ2000m)は、松山弘平騎乗の1番人気、テーオーケインズ(牡5・栗東・高柳大輔)が快勝した。2.1/2馬身差の2着に2番人気のクラウンプライド(牡3・栗東・新谷功一)、3着にペイシャエス(牡3・美浦・小西一男)が入った。勝ちタイムは2:02.1(良)。
3番人気で浜中俊騎乗、メイショウハリオ(牡5・栗東・岡田稲男)は、5着敗退。
G1・3勝目単勝1.8倍、断然の人気に支持された松山弘平騎乗、テーオーケインズがG1・3勝目をマークした。五分のスタートを決めて、中団7、8番手へ。終始外目をスムーズに追走して、3コーナー手前から進出。早めに先団に並びかけて勝負所を迎えると、逃げたクラウンプライドを目掛けて直線の追い比べに持ち込んだ。ゴール前は余裕ある走りで2馬身半突き放し、松山弘平騎手渾身のガッツポーズでゴールした。
テーオーケインズ 19戦10勝
(牡5・栗東・高柳大輔)
父:シニスターミニスター
母:マキシムカフェ
母父:マンハッタンカフェ
馬主:小笹公也
生産者:ヤナガワ牧場
【全着順】
1着 テーオーケインズ
2着 クラウンプライド
3着 ペイシャエス
4着 クリノドラゴン
5着 メイショウハリオ
6着 オーヴェルニュ
7着 カフジオクタゴン
8着 ギガキング
9着 セイカメテオポリス
10着 ヴァケーション
11着 フィールドセンス
12着 オンザロックス
13着 サンライズハイアー
14着 ブルーエクセレンス
15着 ジェネラルエリア