ショウナンナデシコ (C)競馬のおはなし

写真拡大

 圧倒的支持を集めたショウナンナデシコはまさかの3着に敗れた。今年に入ってから交流G1を含む重賞を4勝を飾っていたが、前走で連勝は4でストップ。前走でも競り負ける形でらしくない競馬だったが、今回も伸び切れず。3着には来ているものの、らしさが見られない走りだった。

3着 ショウナンナデシコ
吉田隼人騎手
「1回叩いて、上向いているというのは厩舎の人から聞いていたので、自信持っていきました。連勝していた時と比べて返し馬が大人しすぎるなというのは感じました。年齢的なものなのか、もっと良いときはガツンと返し馬も引っかかっていたので、良いときに比べるとまだ戻りきっていないのかもしれません。行く必要がなかったので行かなかっただけで、砂被るのも全然平気なので、サルサディオーネやテリオスベルがいるので、あまり揉まれたくないなというものあったので、最初から良いポジションで運べました。3コーナーまでずっと遅くて、勝ち馬に上手くペースを握られたなという感じでした。もうちょっと良い時ガツンと来るんですけど、これからまた叩いて良くなるのかもしれないですけど、ここを目標にやっていたので、勝ちきれなかったのはとても残念ですね。(もう少し上げる余地はある?)勝っていた時を考えるとまぁ…でも連勝していた時も上手くいっちゃってたので、今壁にぶち当たっているところなので、そこでまた突破出来ればまたもう一つ上に行けると思います。(距離に関しては)別に長くないですし、2100でも勝っていますし、距離的な問題もなく、気持ちと動き切らなかったです。ここ2戦らしくない競馬で負けているので、また良い時に戻ってほしいなと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 3日、盛岡競馬場で行われた10R・JBCレディスクラシック(Jpn1・3歳上オープン・牝・ダ1800m)は、岩田望来騎乗の3番人気、ヴァレーデラルナ(牝3・栗東・藤原英昭)が快勝した。クビ差の2着に2番人気のグランブリッジ(牝3・栗東・新谷功一)、3着に1番人気のショウナンナデシコ(牝5・栗東・須貝尚介)が入った。勝ちタイムは1:50.1(良)。

【JBCレディスクラシック】岩田望「(勝因は)ポジション取り」ヴァレーデラルナがダート女王に

ショウナンナデシコは3着

 3番人気に支持された岩田望来騎乗、ヴァレーデラルナが並み居る強豪を破ってダート女王に輝いた。好スタート好ダッシュを決めて2番手で立ち回り、手応え良く進出。早め先頭から押し切る態勢で直線へ向くと、じわじわと後続を突き放し、外から来たグランブリッジの追撃を完封して4連勝のゴールを決めた。スタートから好位でスムーズに立ち回る好騎乗だった。

ヴァレーデラルナ 10戦5勝
(牝3・栗東・藤原英昭)
父:ドゥラメンテ
母:セレスタ
母父:Jump Start
馬主:ラ・メール
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ヴァレーデラルナ
2着 グランブリッジ
3着 ショウナンナデシコ
4着 レーヌブランシュ
5着 プリティーチャンス
6着 テリオスベル
7着 アナザーリリック
8着 サルサレイア
9着 サルサディオーネ
10着 ジュランビル
11着 ユノートルベル
出走取消 ゴールデンヒーラー