天皇賞秋・イクイノックス (C)競馬のおはなし

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 30日、東京競馬場で行われた天皇賞・秋(G1・芝2000m)は、1番人気の3歳馬イクイノックスが差し切って古馬を撃破した。2着には大逃げを展開したパンサラッサ、3着に3歳馬のダノンベルーガが入った。

天皇賞・秋、勝利ジョッキーコメント
1着 イクイノックス
C.ルメール騎手
「イクイノックスはすごく良い脚で伸びてくれました。最後パンサラッサに届きました。素晴らしい馬ですね。(パンサラッサの大逃げを)見てなかったね。直線向いてから彼を見ました。けっこう心配してました。イクイノックスの反応がとても良かったですけど、15馬身差ほどありましたのでけっこう心配しました。今日が彼の最初のG1でしたけど、これが最後じゃないです。改めてG1を勝てると思います。スタミナがありますので、ジャパンカップか有馬記念に出たら大きなチャンスがあると思います。今日イクイノックスは本当に強かったです。春の時はアンラッキーだったけど、今日は本当のイクイノックスを見せられたので、皆さん応援してくれて本当にありがとうございます。またこの馬でG1を応援してください」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 10月30日、東京11Rで行われた第166回天皇賞・秋(3歳上オープン・G1・芝2000m・1着賞金=2億円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、イクイノックス(牡3・美浦・木村哲也)が勝利し、嬉しいG1初制覇を飾った。勝ちタイムは1分57秒5(良)。

 2着に7番人気のパンサラッサ(牡5・栗東・矢作芳人)、3着に4番人気のダノンベルーガ(牡3・美浦・堀宣行)が入った。

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古馬勢を撃破

 3歳馬イクイノックスが見事に古馬勢を撃破し、嬉しいG1初制覇を飾った。この春の皐月賞、日本ダービーではともに大外18番枠を引いて惜しくも連続2着に敗れて悔しい思いをしていた。今回は好枠を引き当てルメール騎手の手綱捌きに導かれての快勝。パンサラッサの大逃げで波乱を予感させたが、直線馬場の真ん中から素晴らしい切れ味を発揮。逃げ粘るパンサラッサをゴール前できっちり捉えた。また昨年のホープフルステークスからの平地G1・1番人気馬の連敗をイクイノックスが遂にストップした。

 天皇賞・秋を勝ったイクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイローという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は5戦3勝。重賞は21年東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)に次いで2勝目。鞍上のC.ルメール騎手は同レース4勝目、管理する木村哲也調教師は初勝利。

【全着順】
1着 イクイノックス C.ルメール
2着 パンサラッサ 吉田豊
3着 ダノンベルーガ 川田将雅
4着 ジャックドール 藤岡佑介
5着 シャフリヤール C.デムーロ
6着 カラテ 菅原明良
7着 マリアエレーナ 松山弘平
8着 ユーバーレーベン M.デムーロ
9着 ジオグリフ 福永祐一
10着 アブレイズ T.マーカンド
11着 ノースブリッジ 岩田康誠
12着 カデナ 三浦皇成
13着 ポタジェ 吉田隼人
14着 レッドガラン 横山和生
15着 バビット 横山典弘