ノーザンファーム副代表の吉田俊介氏 (C)競馬のおはなし

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 25日、ノーザンホースパークで初めて行われた当歳馬と繁殖牝馬のせり市「ノーザンファームミックスセール2022」の当歳馬セッションでは、38頭が上場された。売り上げは18億9300万円を記録し、落札率は100%と購買欲の高いオーナーに積極的に購入された。最高落札価格は、今年の日本ダービーを制したドウデュースの半弟(牡・父リアルスティール)で8600万円を記録し、ドウデュースと同じオーナーの(株)キーファーズが落札した。

ダービー馬・ドウデュースの半弟が8600万円で落札

吉田俊介氏「来年は(当歳を)50頭くらいまで」
マスコミの囲み取材の様子 (C)競馬のおはなし

 セール終了後、ノーザンファーム副代表の吉田俊介氏は、マスコミの囲み取材を受け、「セレクトセールではこれ以上増やせないというところで、3、4年前から構想していました。初めてにしては上手くいったかなと思います。結果には大変満足していまして、100%売却(当歳)されたというところと、今年初めての試みでしたが、たくさんの馬主さんに集まっていただいて活発に声がけ、購買戴いたことは感謝していますし、満足しています。このセリ出身の馬が競走馬として活躍して、このセリの信頼度を高めていってくれれば、お客さまがさらに来てくれるのかなと思っています。来年は50頭くらいまで増やせればいいかなと思っています」と、手応えと今後の展望を語った。

●主な高額落札馬
No.11 ダストアンドダイヤモンズの2022(牡・リアルスティール)
8600万円
購買者:(株)キーファーズ

No.12 リアリサトリスの2022(牡・キタサンブラック)
8400万円
購買者:里見治

No.15 ライフフォーセールの2022(牡・ドゥラメンテ)
8200万円
購買者:ウイナーズホース

No.19 ウォークロニクルの2022(牡・バゴ)
7800万円
購買者:田畑利彦

No.3 ミスベジルの2022(牡・American Pharoah)
7200万円
購買者:田中成奉

No.7 デルフィニア2の2022(牡・キズナ)
7200万円
購買者:G リビエール・レーシング

●当歳馬セリ結果
・上場頭数 38頭
・取引頭数 38頭
・主取り 0頭
・落札率 100%
・落札総額 18億9300万円
・最高価格 8600万円
・最低価格 1100万円
・1頭平均 4982万円