大井川鐵道 22日から「トロッコ区間」井川線全線再開へ 金谷〜千頭は代行バス継続
先に「トロッコ区間」が全線復旧します。
9月の台風で被災
井川線の列車(画像:写真AC)。
大井川鐵道は2022年10月20日(木)、台風で被災した大井川本線と井川線のうち、井川線をあす22日(土)から運転再開すると発表しました。
9月23日の台風15号により被害をうけ、現在、井川線の千頭〜接岨峡温泉をのぞき全線が運休中。一部区間は復旧工事が進められています。被害は土砂崩落や倒木にくわえ、道床流出も発生し、全線復旧までには時間がかかる見込みです。
このたび、末端部の接岨峡温泉〜井川も安全が確認されたため、運転再開が決定。機関車と客車で運転される「井川線」は全線運転再開となります。下流側の電車区間「大井川鉄道」はまだ再開が決まっていません。以下、復旧状況は以下のとおり。
・大井川本線 金谷〜家山(17.1km):12月上旬に再開目標
・大井川本線 家山〜千頭(22.4km):再開めど未定、復旧作業は計画段階
・井川線 千頭〜接岨峡温泉(15.5km):10月8日に運転再開 ※アプト区間含む
・井川線 接岨峡温泉〜井川(10.0km):10月22日から運転再開
なお運休にあたり、代行バスが金谷〜千頭で運行されています。千頭行きは新金谷から家山までノンストップで、そのほか金谷〜門出の区間便と、家山周辺の代行タクシーの3系統となっています。