新青梅街道の姿が一変します!

多摩都市モノレール箱根ケ崎延伸の都市計画素案でる

 東京都が多摩都市モノレールの延伸計画と関連する道路について、都市計画素案を公表、2022年10月に沿線6か所で説明会を行っています。


多摩都市モノレール(乗りものニュース編集部撮影)。

 これは現在の北の終点、上北台駅(東大和市)から約7.2km北西へ、JR八高線の箱根ヶ崎駅(瑞穂町)へとつなげるプロジェクトです。7つの新駅が予定されており、その多くが、東京で唯一「鉄道のない市」である武蔵村山市に設置されます。

 線路の大部分は新青梅街道沿いに建設されます。新青梅街道は幅30mに拡幅のうえ、中央部に高架を建設。地上から列車の上端までの高さは17mになるといいます。

 また工事中は、新青梅街道の上下線を大きく離し、中央部を施工ヤードに。高架を建設し次第、車道の上下線を中央寄りに戻し、側部に歩道などを整備していく方針です。

 7つの新駅のうち6駅は新青梅街道沿いに設けられ、JR八高線をくぐる箱根ケ崎アンダーパス付近で、線路は北寄りに進路を変えます。終点駅(仮称No.7駅)は、スペースの関係からJR箱根ケ崎駅と一体にせず、駅前広場を挟んで東側に独立して設けられる予定です。この周辺は、米軍横田基地の航空制限がかかることから、高架の高さ(地上から列車上端部まで)も13mに抑えられます。

 東京都は本プロジェクトについて、「多摩地域のアクセス利便性の向上が図られるとともに、沿線だけでなく多摩地域全体の活力や魅力の向上等が期待されます」としています。