デッキから見ると長すぎて「787感」が薄めです。

11月には定期便へ投入予定

 ANA(全日空)が導入を進めているボーイング787の超長銅タイプ「787-10」の3号機「JA902A」が2022年10月19日14時半ごろ、羽田空港に到着しました。


羽田空港に到着したANAの787-10「JA902A」(2022年10月19日、乗りものニュース編集部撮影)。

 787-10は、ANAの主力機である787-8より11.6m、787-9より5.5m長い68.3mの全長をもつ、787シリーズ最長モデルです。日本の航空会社が導入するのはANAが初めてで、2019年に初号機が就航しました。

 今回導入された「JA902A」は国際線仕様機。ビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミーの3クラスで構成されており、合計294席を配します。エンジンはロールス・ロイス製の「Trent 1000」を搭載。ANAによると、現在のところは11月1日のNH805便(成田→バンコク)で定期便デビューを予定しているとのことです。

 同社は、2022年5月に発表された決算短信で、今年度より5機の787-10を導入する予定を打ち出しています。今回日本に到着した「JA902A」は国際線仕様機ですが、今後は同型機の国内線仕様機も就航させる計画です。