「SUVはイヤ」何がダメなのか 大人気だが拒絶派も多数 1102名の声
どんな人が乗ってる? かなり想像通りかも……。
SUV人気はホンモノだった
世界的に人気のSUV、その支持率も高い一方で、「イヤ」という人の比率も意外と高いことがわかりました。
中古車販売店を展開するネクステージ(名古屋市)は2022年10月18日、「車の人気ジャンル分析レポート」の「ミニバン」に続く第2弾として、「SUV」に関するアンケート調査の結果を発表しました。有効サンプル数は20〜51歳の男女1102名です。
SUVのイメージ(william87 /123RF)。
まず、SUVを「所有している」「所有していた」「いつか所有してみたい」といったポジティブな意見を持つ人は80%を超えたそうです。
その魅力について、半数以上の人は「車体デザイン」を挙げている一方、「走行性能、走破性の高さ」は25.4%に留まったそうです。
この結果からネクステージは、SUVといえば本格的なクロカン、というイメージではなく、ミニバンに代わる「ファミリー車として支持されるポイントも、この辺りにあるのかもしてません」としています。
“アンチ”はミニバンより多い!? 何がイヤ?
一方で、SUVを「所有したいと思わない」と回答した人は14.7%を数えたそう。ミニバンでは、この回答比率は5.9%だったことから、「趣味性・個性の高さゆえ、拒否感を抱く方もそれなりにいる」ようだと分析しています。
その不満ポイントは、SUVを所有したい・所有していた人は「車体サイズに比べて車内が狭い」が最多だったそう。所有したいと思わない人は「サイズが大きく運転が大変」が最多で、「SUVの機能が必要ない」「価格が高い」「車体デザインが嫌い」「駐車場に入らない」と続きました。特に車体サイズについては現実的な問題がつきまとうようです。
ちなみに、SUVユーザーの行動にも特徴が。SUVのアウトドアアクティビティの経験を尋ねたところ、「頻繁にある」「月に1回はある」を合わせて53.5%に上り、「興味もないし、使ったこともない」という人は1.4%にとどまったそうです。
こうした結果から、ネクステージは「アウトドアアクティビティーに使うためにSUVを所有する方がほとんどだと言ってもよいのではないでしょうか」としています。