駅間にあるバス停も自由に乗降可能です。

来年1月末まで実施


JR高徳線を走る気動車(画像:写真AC)。

 JR四国と大川自動車は2022年10月14日(金)、香川県内のJR高徳線の一部区間で、並行する路線バスにJR定期券で乗車可能にする実証実験を行うと発表しました。期間は10月22日から翌年1月31日まで。

 対象となるのは、三本松・讃岐白鳥・引田の3駅分に並行するバス区間。並行して大川バスの引田線、五名福栄線が走っていますが、有効な定期券を持っていれば、「白鳥神社前」など途中のバス停でも乗り降りが可能となります。中間にある讃岐白鳥駅までの定期券も、対象に含まれます。

 これにより当該区間では、平日に1日あたり最大約30往復の増加となり、JR定期券利用者にとっては実質的な増便となるほか、区間内でよりきめ細かな移動が可能となります。

 これは公共交通の利用促進および地域に最適で持続可能な「公共交通ネットワークの四国モデル」の構築を目的に、鉄道とバスによるモーダルミックスによる利便性向上を図る取り組み。また、ことし4月には徳島県で、JR牟岐線と並行バス路線で、JRのきっぷが有効になるなどの「共同経営」によるサービスが開始されています。