足元から魅せるオトナのレザーシューズ5選【鞄/靴/小物 ワークスタイル新定義】
【鞄/靴/小物 ワークスタイル新定義】
ビジネスシーンで着用するなら、やはり革靴は基本の“キ”。スーツはもちろん、オフィスカジュアルな服装でも、足元から引き締めてくれるキーアイテムのひとつだ。ここでは王道モデルからトレンド感たっぷりのニューフェイスまで、ぜひ持っておきたい一足を紹介する。
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オールラウンドに活躍できる黒の革靴は、ビジネスシューズの最適解のひとつ。
定番のクロケット&ジョーンズ「ケント」やレッドウイング「ポストマン」はスーツに合わせやすく、普段の靴選びには困らない一線級のアイテムだ。特に前者は、よりフォーマルな場面でも履きやすく、本格革靴の一足目としてもオススメ。
一方で、同じ定番でもG.H.バスのようなローファーは靴紐がないため、比較的カジュアルな印象になりがち。しかし、ビジネスの場でもオフィスカジュアルが進んだ昨今では、ジャケパンに合わせてスマートにまとめれば、程よいカジュアルさがむしろサマになるはず。ワークスタイルの多様化が進む今日だからこそ、革靴選びにも幅をもたせて楽しんでみてはいかがだろう。
1. どんなスタイルとも好相性のスタンダードな一足
Crockett&Jones
「KENT」(8万8000円)
イギリスの名門ブランドの定番モデル。ほどよくシャープなストレートチップで、シルエットもすっきりとした印象だ。丸味を帯びたエッグトーの「ラスト341」は、小さめのヒールや十分な甲の高さが特徴で、フィット感も良く履きやすい。スーツとの相性はもちろん良好。
▲名門ブランドらしい上品でシンプルなストレートチップは、普段の通勤から冠婚葬祭までこなせる普遍的デザイン
▲クラシカルなオープンチャネル仕様のレザーソールのほか、ラバー製の「シティソール」を採用したモデルも展開する
2. ローファーの代名詞的ブランドの人気モデル
G.H.BASS
「ラーソン」(2万9700円)
ローファーの生みの親としても知られる「G.H.BASS」。軽量さと高い屈曲性が特徴で、従来モデルよりも立体的なクッションを採用しており、快適な履き心地を実現している。普段履きしやすい価格も嬉しい。アメトラスタイルのキーピースとしてぜひ取り入れたい一足だ。
▲光沢のあるガラスレザーが特徴で、カジュアル要素だけでなく、ほんのりドレッシーな印象を付け加えてくれる
3. 60年以上働く男を足元から支え続ける傑作シューズ
RED WING
「POSTMAN OXFORD」(4万2350円)
1954年に発売された後、USPS(米国の郵便局)に採用され、全米の郵便配達員が履くようになった歴史あるアイテム。制服に合うフォーマルなシェイプ、品のある光沢で雨にも強いレザー、疲れにくい靴底などの特徴は、そのまま現代のビジネスマンにとっても嬉しい要素だ。
▲クッション性が高い、柔らかく厚いラバー製ソールを採用しつつも、全体的にはスマートでさまざまな服装に合わせやすい
4. 伝統あるデザインながら現代のスタイルとも好相性
Paraboot
「MICHAEL チロリアンシューズ」(7万9200円)
フランスの老舗「パラブーツ」の普遍のアイコン。オイルの含有率が高い「リスワクシーレザー」製のアッパーと、ノルウェージャン製法やオリジナルソールによる履き心地の良さが特徴だ。カジュアルからドレスダウンスタイルまで幅広く対応する汎用性の高さも魅力。
▲オリジナルの天然ラバーソールはクッション性が高く疲れにくい。トラッドにもカジュアルにも履きこなせる
5. 洗練された存在感あるルックスが魅力
foot the coacher
「OBLIQUE FRONT ZIP」(7万2600円)
日本人デザイナーが手掛ける「フット・ザ・コーチャー」は、数々の名門ファッションブランドともコラボを重ねる気鋭の国産ブランド。なかでもこのモデルは個性的なトーのシルエットが最大の特徴で、ややボリュームのあるソールがトレンド感にあふれた新作モデルだ。
▲Vibram社製の「MONOLITE」を採用した履き心地の良いソール。国産ブランドらしく日本人が履きやすい設計となっている
※2022年9月6日発売「GoodsPress」10月号80-81ページの記事をもとに構成しています<写真/金井創志、湯浅立志(Y2) スタイリング/岩田良介 文/古澤健太郎(編集部)>
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