福山市が進めていた市役所の水害対策工事が完了し、電源設備などが報道陣に公開されました。

河川のはん濫で最大3.4メートルの浸水が想定されている福山市役所では、電気室などの移設や設備棟の工事が完了しました。

地下に設置されていた電気室は本庁舎2階の窓口があったところへ移転し、受水槽や消火設備、非常用電源は新たに建てられた設備棟に設置しました。

福山市総務課 亀山聡子課長「行政機能が災害時にストップしないと対応をとっていけるような庁舎として整備してきました」

運用は9月から始まっていて、老朽化した設備や空調の更新も合わせた総事業費は約54億円にのぼるということです。