電車・バス交通事業者7社 広島市の運賃均一エリアを拡大し190円を220円へ
広島電鉄や広島バスなど7社が、きのう国に広島市中心部での運賃を220円に統一する申請を行いました。
認可されると11月から料金が変わります。
利用者からはさまざまな声が聞こえました。
利用者(20代男性)
「1回乗って200円超えるのはちょっと高いかなと」
利用者(60代男性)
「通勤で使うのであれば毎日必要になるので、それは高いなと思う。生活に関わってきますから」
広島電鉄や広島バスなど交通7社は、広島市中心部の均一エリアを拡大した上で料金を改定する計画を国に申請しました。
これまでバス、電車ともに190円均一だった対象のエリアが広がり、220円均一となります。
広島電鉄によれば、今回の改定は新型コロナで減った収入を補うほか、エリアを広げることで利用者にわかりやすい運賃制度にしたいということです。
市内電車は2017年に160円から180円に値上げし、市内中心部を走るバスと均一運賃となりました。
消費税が増税され運賃が190円となった2019年以来の改定となります。
利用者からは肯定的な声も聞かれました。
利用者(10代女性)
「エリアを広げたら利用する人も増えていいんじゃないかなと」
利用者(70代女性)
「ものが全体的に値上がりしているし…経営がうまくいかなくなってバス会社自体が運行できなくなるのは困る」
利用者(60代男性)
「通勤で使っている。いつもはJRとかバスを乗り継いだりするのでそれが同一料金画一料金になれば使いやすいかなと」
広島電鉄をはじめ交通事業者7社は「路線バス、電車を一体と考えてデルタ内の運賃を均一にした。利用者にわかりやすく使いやすい公共交通にしていきたい」としています。