福山市瀬戸町では特産のブドウが大きな実をつけ、地元の小学生たちが収穫体験を行いました。

「とれた~」「いえ~い」

福山市瀬戸町の坂谷一彦さんのブドウ畑では、地元の小学生約90人が収穫体験を行いました。

児童らはこれまで農業体験として農薬を塗ったり自分たちで描いた絵で袋かけをしたりしていて、畑を訪れるのは3回目。

この日は待ちに待った収穫の日でした。

参加した小学生

「大きく育ってうれしかった。家族みんなで味わって食べたい」

この畑でブドウを作る坂谷さんは、教員を定年退職したあと、作り手がいなくなった畑を借りてワイン用としてベリーAやシャインマスカットを栽培しています。

坂谷一彦さん

「瀬戸では生産者の高齢化や宅地化でだんだんとブドウ畑が少なくなっている。先祖代々から伝わっている瀬戸の名産物を保っていきたい」

坂谷さんのブドウは、福山市内のワイナリーで作られ鞆の浦の「鞆一商店」でベリーAを使った赤ワインとシャインマスカットを使った数量限定の白ワインが販売されています。