70年ぶりの大改修が続く宮島・厳島神社の大鳥居。朱塗り作業も大詰めを迎え、年内には美しくよみがえった大鳥居を見られるようになります。

古武家朋哉記者「改修中の大鳥居の天井近くに私は今立っています。こちら高さ14mほどの場所ということなんですが非常に高いですね」

宮島を象徴する厳島神社の大鳥居。木造では日本一の高さを誇る大鳥居は足場が組まれた今でも多くの観光客の注目の的です。

そんな大鳥居の改修工事は2019年から始まりました。現在8割から9割を終えているということです。足場の中では…

古武家記者「今まさに朱塗り作業が目の前で行われています。木の溝に沿って細かく細かく丁寧に塗り込まれていますね」

職人の手で柱が鮮やかな朱色に塗られています。全体を3回朱色に塗った後にバランスを見てさらに塗りなおし作業をするというんです。

島津漆彩色工房 島津亮介さん「遠くから見たときにどう見えるかをすごく考えながら作業している」

来月には足元部分の朱塗りを行い、一部で雨除けの補修をしたらその後、徐々に足場を下げていくということです。

大鳥居の上部につく扁額も漆塗りが完了し準備万端。来月には厳島神社の文字や装飾を施し、10月中には大鳥居に取り付けられる予定です。

厳島神社技師 原島誠さん「塗りも新しく塗った屋根も新しく吹き替えた神社にも宮島にも来てその様子を見てほしい」

大詰めを迎えた改修工事、12月中には生まれ変わった姿が見られそうです。