【アツい町の暑さ対策】山形発!夏野菜たっぷり「ミルク水まんま」作ってみた!斬新な味は味噌使いがミソ【牛乳消費の郷土食】
連日の暑さで完全に食欲は低空飛行。毎日そうめんでしのいでいますが、斬新なひんやりメニューを欲しています。と、そんなときニュース番組『Oha!4』で、日本で5本指に入るアツい町・山形県山形市の学生たちが考案した「ミルク水まんま」という料理を目にしました。山形の郷土食「水まんま」を洋風にアレンジした一品は、なんと冷やご飯と冷たい牛乳の組み合わせ。どんな味なのか、興味が湧いてきましたよ~!
「水まんま」は冷やご飯を利用した山形の夏の味
「水まんま」は「水まま」「水かけご飯」「洗い飯」などとも呼ばれ、山形県で食されている夏のひんやりメニュー。冷やご飯に漬物や「だし」(編集部注:きゅうりやなすなどの夏野菜を細かく刻み、青じそやみょうがといった薬味と合わせて味付けする、山形の郷土料理)をのせ、水をかけて食べるお茶漬けのような家庭料理です。
今回の「ミルク水まんま」は東北随一の暑さを誇る山形県の山形大学の学生たちが考案。日本の暑い町5市(浜松市、熊谷市、四万十市、多治見市、山形市)が集った”アツいまちサミット2022”で、暑さ対策メニューとして提案されました。
「ミルク水まんま」を作ってみた!
紹介されていたレシピは材料のみだったため、筆者が適量だと思う分量を記載しています。
【材料】(2人分)
冷やご飯(水洗いしたもの)…160g
ミニトマト…4個
きゅうり…1/4本
なす…1/4本
青じそ(千切り)…2枚分
牛乳…150ml
みそ…小さじ1
塩…適量
1.きゅうりとなすをそれぞれみじん切りにし、塩もみをして軽く水分を切ります。
夏バテ気味でも消化しやすいように、みじん切りにするのがポイントです。
2.ミニトマトは4つ切りにします。
きゅうりやなすよりも大きめですが、甘いトマトの味がアクセントになりそうです。
3.牛乳にみそを入れて、よく溶かします。
一般的な合わせみそを使いました。溶け残りがないようにしっかりと混ぜました。
4.水洗いしたご飯に3をかけ、刻んだ野菜をトッピングします。
ご飯に牛乳の組み合わせは初体験です。みそがご飯と牛乳のおいしい橋渡し役になってくれることを願います!
夏野菜たっぷり!みその塩味とコクのおかげで洋風スープのよう
直径11cm、一般的なお茶碗に水洗いしたご飯を半分くらいに盛って夏野菜をお好みの量でトッピングしました。野菜がカラフルでまるでサラダのようです。白い”みそ牛乳”が映えるように黒いお茶碗にしたのが正解です♪
きゅうりとなすを細かく刻むことでご飯とそれほど変わらない大きさになり、食べた時にも違和感なくのどを通っていきました。トマトは甘いアクセントになって、やや大きめでも◎。ただ、青じその風味が他の夏野菜よりも強く「ミルク水まんま」としてはやや一体感に欠けていた印象でした。青じそも細かいみじん切りのほうが、全体的になじんだと思います。
気になる”みそ牛乳”ですが、合わせみそを使ったので程よい塩加減とコクが出て洋風スープのようになりました。みその塩味とコクは「ミルク水まんま」のおいしさの要ですね。
そして温度も大切。暑さ対策メニューとして考案された「ミルク水まんま」なので、材料はすべて冷蔵庫で冷やしておくのも重要だと思いました。
白みそでも試してみた!
山形大学の学生が考案したレシピでは、みその指定はなかったので、白みそバージョンで1人分を作ってみました。先ほどと同様、牛乳75mlに白みそを小さじ1/2杯溶かして”みそ牛乳”にしました。
刻んだ夏野菜をトッピングしたら、合わせみそバージョンとそれほど違いが分かりませんね。でもよく見たら白みそバージョンのほうは、”みそ牛乳”がより牛乳っぽい色になりました。
気になる味は…。合わせみそのほうが断然おいしいんです。白みそはもともと甘めでまったりとした味わいなので、”みそ牛乳”にキレがなく、ぼんやりとしてしまいました。みその味が重要ということがわかりますね。
塩味の強い八丁味噌なら、また違った味わいに仕上がるでしょう。みその味は地域差が大きいので慣れ親しんだみそを使ったり、塩味の強いみそを使ったりと、トライしてみるのも面白いなと思いました。
今回の「ミルク水まんま」、作る前はおいしいのかな?と半信半疑でしたが、意外とイケる味でした。気になる方はぜひ。冷たく冷やせば、食欲低下気味でもスルスル~ッと入っていきますよ。
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