【ダイキン公式】夏のエアコン「節電メソッド」試してみた!オールド家電で“体感温度を下げる”工夫とは?

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こう暑いとエアコンのフル稼働は必至で、「電力ひっ迫」のことを忘れていました…。常にリモコンの設定は22℃、それでも涼しさを感じないんです! 節電はわかるけど、熱中症だって怖いし。そこで今回は、ダイキン公式の節電メソッドを試してみます。ポイントは「体感温度」。実際の温度ではなく、涼しく感じれば快適に過ごせる?のかな? というわけで、押し入れの中からあの家電を引っ張り出しました…。


【空調の裏ワザ】部屋を最速で涼しくする方法!いきなり設定温度を下げず「風量最大」&「風向は水平」


冷房は”設定28℃”って…本当にガマンできる!?

夏になると、猫がフローリングの上で仰向けになって寝ているわが家。「暑いのかな~」と思ってエアコンの温度を下げ続け、気付けば設定温度は22℃に。とにかく涼しくなりたい日は、室内干しをしているわけでもないのに「衣類乾燥」モードを長時間使用したりもして…。というのも、わが家のエアコンの衣類乾燥モードは、強くてカラッとした冷気が気持ちいいんです。なので、「冷房の設定温度は28℃」は都市伝説だと思っていました。そんなに高い温度で満足できるわけな~い! 22℃でも暑いのに…。

そんななか飛び込んできたのが、電力ひっ迫のニュース。少し照明が落とされたテレビ局のスタジオを見て、わたしもできることから頑張ろうと決意しました…!


暑さに耐える猫のうめ子。

古きよき「扇風機」が大活躍!?

これまで、『あたらしい日日』で紹介してきた、”涼しいのに節電がかなう”主なメソッドは、「風力アップ」と「風向は平行に設定」、「30分をめどにスイッチのオン・オフをする」「フィルター掃除をする」「室外機のまわりは整理整頓」の5点(別途記事をご覧くださいね♪)。
今回はこちらに加え、空調メーカーとして有名なダイキン工業の公式ホームページに掲載されている「扇風機やサーキュレーターを併用して風を作って体感温度を下げる」を試してみたいと思います。

実際に”扇風機+冷房”を試してみました

わが家は都内の狭小住宅。今回実験するのは、約16畳のLDK部分です。
わたしは完全在宅で仕事をしていて、この部屋の西端に仕事机、反対側の東端にエアコンがあります。22℃に設定していてもなかなか冷気が届かず、かなり暑い仕事環境なのが悩みの種。エアコンは4年前に購入した20畳用のため、とくに古いわけでも、サイズが小さいわけでもないのですが…。

まず、エアコンの温度が28℃、風向きが平行になっていることを確認してみましょう。
…実は、今までリモコン下部の白いカバーの下を使用したことはありませんでした。こんなに便利な設定ボタンがたくさんあったんですね。


(左)リモコン下部の白いカバーをめくると…。(右)その下には、こんなにボタンが!

次に、扇風機をエアコンの下に設置します。扇風機の風にエアコンの冷気を乗せることで体感温度が下がる、という仕組みなのだそうです。

久しぶりの扇風機! 6年ほど前の機種で、子どもが小さいこともあり、ここ数年は使用していませんでした。
実際に使用してみると…あ~、涼しい~♪ これだけでもだいぶ違います!

扇風機を使い始めてから、エアコンのリモコンに触れることはほとんどなくなりました。むしろ28℃でも寒いときがあるので、風力ダウンのためにリモコンを操作するくらいです。
前時代のテクノロジーだと思っていた扇風機が、こんなに役に立つなんて! 
28℃でもビックリするほど涼しくなったので、夫が在宅ワークをする部屋にも扇風機を導入することに。

扇風機で体感温度が下がる、ということは確認が取れました!


左上に少しだけ見えているのがエアコンです。

扇風機を設置してから5日…。節電の効果は?

実際の消費電力の変化については、下の画像にあるグラフをご覧ください。

電力自由化にともない、わが家は東京ガスで電気を契約しています。東京ガスにはスマホ用アプリがあって、日々の消費電力をチェックすることができるんです!
水色の線グラフが「省エネの目安」、青い棒グラフがわが家の実際の電気使用量を示しています。
「省エネの目安」は、同じ契約を結んでいるご家庭の平均使用量を表したもの。この水色の線グラフより下に青い棒グラフがある場合は、ほかのご家庭よりも電気を使用しなかったということ。つまり節電できているということなんです。

節電は目に見えませんが、こんな風に可視化できるとはかどります!

スタートは7月23日の午後。この数日前に、東京の気温がグッと上がりました。省エネの目安も、わが家の消費電力も右肩上がりです。

↓7月23日から28日までのグラフはこのような感じです。


7月16日から28日までの消費電力をチェック!

実際に節電方法を試したのは23日から。

22日までは「省エネの目安」(水色の線)と「実際の電気使用量」(青い棒グラフ)が同じくらいでしたが、実験を始めた23日以降、2つのグラフに差が出たと思いませんか?「省エネの目安」の線グラフより下に、実際の電気使用量の棒グラフがあります。平均より、電気の使用量が抑えられているんですね!

また、画像下段の赤枠で囲った「予想使用量」にもご注目ください。こちらも、わずかながら減少しています。
「予想使用量」は前回の検針からアプリを利用している日の前日までの使用量をもとに、当月の使用量を予測してくれる便利機能です。日々の電気使用量が減ると、予測使用量も減っていきます。毎日更新されるので、ゲーム感覚で節電が楽しめるんです~。

予想使用量は、扇風機の使用を開始した2日後の、25日からゆるやかに減少し始めました。25日までの使用量から予測した7月度の電気使用量が475kWhだったのに対し、28日までの使用量から予測した数値は466kWh。このまま減らしていきたいです。


もちろん、棒グラフはわが家のすべての消費電力を表しているため、エアコンだけの結果ではありません。とはいえ、ある程度の目安にはなるんじゃないかと。というのも、28日は普段出社している夫が別室で在宅ワークをしていたから、いつもより消費電力が増えてしまっています。なのに、7月の予測値が下がっているのですから、全体として節電はうまくいっていると思います。

節電を意識し始めると、これまで気にしていなかったエアコン周りの環境に目が行くようになりました。4年前に買ったばかりだから…と思っていたエアコンも、よく見るとすごく汚くて…。これもきれいにすれば、エアコンがさらに効率的に稼働するかもしれませんよね。

少しの意識の差で、多くの気付きが得られるもの。今後もできる範囲で、無理せず節電に努めようと思います。


猫たちも扇風機を気に入って、扇風機周辺でくつろぐように。かわいい~!


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