【牛乳消費レシピ】牛乳で「手作りホエー」か・ら・の「水キムチ」作ってみた！夏にぴったりなさっぱりお味～♪

牛乳とお酢だけで簡単にチーズが出来る！さらに、チーズを作って残った「ホエー」からもおいしい水キムチができる！との情報をテレビ朝日系の情報番組『グッド！モーニング』でキャッチ。「ホエー」というと、ヨーグルトの表面に出てくる少し濁った感じの液体ですよね。それを使って水キムチができるなんて興味津々＆全て材料を無駄なく使いきれるところも気に入った！さっそく作ってみましょう。

【牛乳消費レシピ】牛乳で「手作りチーズ」に挑戦！お酢があればOK！揚げないチーズ春巻きにアレンジも♪


牛乳とお酢だけ！「チーズ」＆「ホエー」の材料と作り方



【材料】
牛乳…900ml
酢…大さじ4

【作り方】
1.　牛乳を耐熱容器に入れて電子レンジで温めます。600Wで6～7分。容器のふちに気泡が出始めるまで加熱します。ぐつぐつ沸騰させてはダメとのこと。
わが家には900mlも入る耐熱容器がないのでお鍋で温めることに。鍋のふちに気泡が出るまで弱めの中火で8分ほどかかりました。



2.　熱々の牛乳にお酢を混ぜると、すぐに固形分と黄色っぽい液体に分離し始めて、2～3分でしっかり分離しました。
この固形分がチーズ。酸を加えると固まる、タンパク質の性質を利用したチーズなんですって。



3.　目の細かい布やキッチンペーパーなどで固形分をこし、水分を絞れば手作りチーズの出来上がりです！
900mlの牛乳から約150gのチーズ、約750mlのホエーができました。



4.　チーズをこした後に残った、少し黄色の液体が「ホエー」。
チーズをこしとった後のものだから栄養はないだろうと思っていたら…いえいえ！ミネラルやビタミンなどを含んでいるそうです。
知らなかった！教えてくれなかったら、捨てているところでした。



今回はこのホエーが主役。一緒に出来たチーズについては活用法を別途記事にしたのでご覧ください。

では、出来立てのホエーを味見。
もっとお酢の味がするかと思っていましたが、ほぼしません。酸味は少しあるものの、お酢の酸味とは少し違うような…。まろやかで、ほのかに牛乳の味と香りがします。

酢とはまた別の酸味と旨味があるので、調味料としてのポテンシャルが高そう。このホエーを使った水キムチ、どんな味になるのでしょう。とっても楽しみ♪

…とその前に、水キムチって何かしら？　詳しく知らないので調べてみることに。

韓国では”ムルキムチ”と呼ばれ、白菜や大根をにんにくやしょうがなどの薬味と水で漬けた辛くないキムチなんだそう。
乳酸菌の発酵を助けるためにもち米粉や果物、アミの塩辛などを入れたりするみたい。日を追うごとに発酵が進み、その変化していく味わいを漬け汁（スープ）と一緒に楽しむそうです。

では、水キムチについてわかったところで、調理開始！

ホエーを捨てるな！おいし～水キムチに変身！

【材料】(4人分)
ホエー…400ml　
きゅうり…2本
にんじん…1本
塩…小さじ1と2分の1
おろしにんにく…小さじ1
おろししょうが…小さじ1
鷹の爪…2本分

【作り方】
1.　きゅうりは1.5cm幅の輪切り、にんじんは斜め薄切りにします。



2.　ホエーと塩、おろしにんにく、おろししょうが、鷹の爪を混ぜます。

3.　1と2を合わせて電子レンジで加熱します。600Wで3分。



4.　冷蔵庫で冷やして、よく冷えたら「ホエー水キムチ」の出来上がり。冷えるまでは3時間ほどかかりました。



では、いただきます！

おぉ！　おいし～。さっぱりとしたおいしいキムチです。ホエーとにんにく、しょうが以外にも”隠し味”的なものが入っているのではないかと思わせるほど味わい深く、そして、まろやか。

電子レンジで温めたからなのか、一般的なキムチのような発酵系の酸味も感じられ、あんなに簡単な工程で作ったとは思えない味です。冷麺のトッピングにしても◎。鷹の爪のピリリとした辛さも、いいアクセントに。
漬け汁もスープとして野菜と一緒にいただけば、栄養満点です！

香りは、にんにくとしょうがのパンチが効いていますが、鼻にツンとくるような刺激はなく、食欲をそそるいい香り♪これもホエーのおかげかしら？

ホエーのポテンシャルが気に入ったので、他に使い道はないか調べてみると、「ホエーを入れてご飯を炊くと甘味のあるふっくらご飯が炊ける」とか、「お肉をやわらかくする」などいろいろと使えるみたいです。
あらためて、ホエーを捨てるなんてもったいない！と思いました。
まずはホエーがいい仕事をしてくれる「ホエー水キムチ」、みなさんもぜひ作ってみてくださいね。