被爆の実相を後世に伝えようと、高校生が描いた「原爆の絵」の展示会が広島市内で開かれています。

「原爆の絵画展」には広島県にある基町高校の生徒が被爆者の証言をもとに制作した絵画など、約60点が展示されています。

11日は制作した生徒と卒業生が作品の解説や原爆をテーマにした紙芝居を朗読するイベントも行われ、

訪れた人たちは被爆当時の状況に思いを馳せていました。

基町高校3年の寺西栞理さんは

「証言だけだったら伝わりづらい部分をこの絵を通じてもう一度原爆や戦争について振り返って

これを見た人が平和について考えてくれたらとてもうれしいです」と話していました。

「原爆の絵画展」は19日まで国際会議場で開かれます。