映画「島守の塔」 宇都宮で先行上映会 沖縄戦に思い寄せる
太平洋戦争で沖縄県民およそ20万人を避難させ命を救った宇都宮市出身の荒井退造が登場する映画「島守の塔」の先行上映会が17日、宇都宮市内で開かれました。
「島守の塔」は太平洋戦争のさなか国内唯一の地上戦となった沖縄戦で命をかけて沖縄県民の命を救おうと奔走した兵庫県出身の島田 叡知事と宇都宮市出身の荒井退造警察部長に焦点を当てた劇場用映画です。
17日の上映会は映画「島守の塔」製作委員会が開いたもので約200人が会場を訪れました。
上映会の前には沖縄県出身で映画製作に協力した宇都宮駅前比企クリニックの比企洋子常務理事によるトークショーが行われました。比企さんは両親が太平洋戦争で今回の映画のように荒井退造らに命を救われたというエピソードを披露し、比企さんは平和は大切にしなければいけないと話しました。
映画「島守の塔」は7月22日に東京で上映が始まり8月5日からは栃木県内でも公開されます。