ビッグマックセット買ったら“1200円超”だった… 米L.A. マクドナルドも襲う円安&物価高の現状
日本価格の690円、「ビッグマック単品ならギリ可能」なレベル…(泣)
アップルパイは2倍以上
2022年7月現在、新型コロナウイルス感染拡大により渡航制限がある程度緩和された一方で、海外旅行者にとって切実な問題となっているのが、「円安」です。6月30日時点での円相場は「1米ドル=135円」でした。これに加えてアメリカでは物価も高騰しており、旅行者の懐を寂しくしています。
ロサンゼルス郊外にあるマクドナルドの「ビッグマックセット」(乗りものニュース編集部撮影)。
日本をはじめ、アメリカでも“庶民の味方”となっている世界的ファーストフードチェーン「マクドナルド」。看板メニューである「ビッグマック」の値段から「ビッグマック指数」という経済指標が生まれたほど、広く知られた存在です。アメリカのビッグマックは、現地の人から見ればコストパフォーマンスの良い食べ物ですが、多くの日本人からすると、現在はそうもいかないようです。
試しにロサンゼルス郊外のマクドナルドで、「ビッグマックセット」と「アップルパイ」を購入してみました。
日本の「ビッグマックセット」に相当する「ビッグマックミール」の価格は9.29米ドル。この日(6月30日)の円相場は先述の通り135円だったので、円に換算すると1254円となります。ちなみに、日本の「ビッグマックセット」は690円。アメリカの「ビッグマックミール」は、日本の1.8倍の価格となっているようです。なお、各メニューのサイズはドリンクこそ日本と比べて桁違いに大きいものの、バーガーとポテトは日本のものとほぼ変わりありませんでした。
もっと日米の価格差が大きかったのが「アップルパイ」です。日本の「ホットアップルパイ」は100円メニューですが、こちらの店舗の「アップルパイ」は1.69ドル(228円)。2倍以上の価格の開きがあります。
なお、日本の690円は米ドルに換算すると「5.1ドル」。これはロサンゼルスがあるカリフォルニア州の場合、ビッグマックの単品(4.99ドル。674円相当)であれば購入することができる程度の金額です。ちなみに日本のマクドナルドの場合、単品の価格は390円となっています。