【料理の裏ワザ】パン粉の代わりに「え、かりんとう⁉」を加えたら…ハンバーグに甘みと香ばしさが出現!

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先日、情報番組『サタデープラス』で「肉汁溢れるハンバーグランキング」と称していろんなレシピを紹介していました。その中でわたしがそそられたのが、つなぎにパン粉ではなく「かりんとう」を使う裏ワザ。番組では「かりんとうの甘さと香ばしさがいい感じ」と好評でした。本来の趣旨である「肉汁溢れる」は思うほどではなかったのですが(つまり失敗です・笑)、この甘みのある味わいを再現したいので作ってみようと思います!

【調理の裏ワザ】”あの粉”を入れるだけで…肉汁ドバドバな「ハンバーグ」になる裏ワザを試してみた!


”甘味のある”ハンバーグって!?

今回紹介するのは、ハンバーグのつなぎとして、パン粉の代わりにかりんとうを砕いて加えるアイデア。
番組で試食をしたお笑い芸人さんは、「切ってみると肉汁は出ない!ただ味は正直おいしいです」「かりんとうの甘みと香ばしさがある」とコメントしていました。
ただし評価は”肉汁ドバ~ッ”というタイプではないので、”1ジュワ~”でした。

どうやら肉汁が溢れるタイプではないようですが、甘味があっておいしいハンバーグが作れるとのこと。
番組内容を参考にして作ってみます。

【材料】(ハンバーグ4個分)
・豚挽き肉または、合い挽き肉…320g
・玉ねぎ…1/2個
・卵…1個
・かりんとう…25g
・牛乳…大さじ2
・塩…小さじ1
・こしょう…少々
・ナツメグ(あれば)…少々






・玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
・しょうゆ…大さじ2
・酒…大さじ1
・みりん…大さじ1
・酢…小さじ1
・砂糖…大さじ1/2
・水…大さじ2

【作り方】
1.玉ねぎをみじん切りにし、かりんとうはフードプロセッサーで細かく砕く。



フードプロセッサーがない場合は、かりんとうをポリ袋に入れて、めん棒などで細かくなるまで叩くといいですよ。

2.かりんとうを牛乳に浸し、ふやかしておく。



かりんとうに牛乳をしっかり吸わせます。

3.ボウルに1の玉ねぎと2、卵、塩、こしょう、ナツメグを入れてよく混ぜる。



4.3に挽き肉を加えたら、粘りが出るまで手早く混ぜて4等分にする。



ここで時間をかけてこねてしまうと、手の温度で挽き肉の脂が溶けてしまいます。なるべく素早く混ぜるのが、ジューシーに仕上げるポイントです。

5.手に水をつけ、叩きながら空気を抜いて小判型に成形し、火をつける前のフライパンに並べる。



ハンバーグから油が十分出るので、テフロン加工のフライパンなら油はひかなくてOKです。

6.ハンバーグを並べたら中火で熱し、焼き目がついたらひっくり返す。



7.両面に焼き目がついたら火加減は弱火に。水大さじ2(分量外)を加えてふたをし、5~6分蒸し焼きにする。
竹串を刺してみて、ハンバーグから透明な肉汁が出てくれば焼き上がりです!

8.ソースを作る。
ハンバーグを焼いたフライパンの油をキッチンペーパーで軽く拭き取り、「玉ねぎしょうゆソース」の材料をすべて入れ、弱めの中火で煮詰めればソースの出来上がり。

9.ハンバーグを皿に盛り、ソースをかけたら完成!



ふっくらとおいしそうなハンバーグが出来上がりました。

さっそくいただいてみます!



手間暇かけて作ったような旨味を感じるハンバーグ

確かにいつものハンバーグに比べて甘味があります。
まるで手間暇かけて炒めた飴色玉ねぎを加えたような、やさしい甘さと香ばしさを再現している感じ。
一緒に食べた家族はかりんとうが入っているとは全く気づかず、「甘味があっておいしい」と言っていましたよ。

ふっくらとやわらかく、肉汁が溢れるほどではないものの、噛めばジュワッとジューシーです。
もっと肉汁を味わいたいなら、前に作った”粉ゼラチンを加える方法”との合わせ技にしてもよさそう(検索して記事をご覧くださいませ~)。

加熱していない生の玉ねぎを肉ダネに加えたことで、玉ねぎのシャキシャキした食感も楽しめました。

やさしい甘味のあるハンバーグなので、ケチャップなどの洋風ソースよりもしょうゆベースのソースやおろしポン酢じょうゆなどのほうが相性がいいと思います。

かりんとうをパン粉の代わりに使うだけで、ハンバーグの旨味がグーンとアップ!
とても便利な裏ワザなので、皆さんもぜひ試してみてくださいね。


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