【猛暑予想】エアコン待ちにならないために…今すべき!「エアコン試運転」のチェックポイントとは⁉

写真拡大 (全9枚)

暑い夏を目前にメディアで話題になっている”エアコン待ち”。「わが家にはエアコンがあるから大丈夫!」と思っていても、いざ電源を入れて「エアコンが動かない!」となったら…部屋はうだるような暑さで、パニック間違いなし。そうならないため、NHK朝の情報番組『あさイチ』で紹介していたのが「エアコン試運転」。夏本番に慌てないよう、今の時期からチェックしておくといいそうです。さっそく、わが家のエアコンもやってみることに!

【エアコン待機者】買い替えを迷ってる場合じゃない⁉半導体不足で深刻な「エアコン設置困難」を解説


ところで”エアコン待ち”って何?

”エアコン待ち”とは、半導体不足によるエアコンの入荷待ちやエアコン需要が高まる7月~8月の取り付け工事待ちのこと。夏真っ盛りの時期に「エアコンが動かないから買い替えよう!」となっても、今年の夏はすぐにエアコンが手に入るわけではないようです。

だからこそ、暑さが本格化する前のこの時期に「エアコン試運転」をしておけば、安心♪ というわけ。特に、健康寿命とも言える「設計上の標準使用期間」(製造からおよそ10年)が過ぎている、または迫りそうなエアコンを使い続けているご家庭はやっておくのがベスト。わが家のエアコンもとっくに健康寿命が過ぎているので、「試運転」をやらねば!

試運転をする前に~3つの準備~

試運転前、故障を防ぐためにやっておくべき”3つの準備”があるそうです。

1.フィルターに埃はないか?



2.室外機のまわりに物はないか?



3.コンセントに埃は溜まっていないか?

あっ! 汚い。2~3年前に掃除したきりでした…お恥ずかしい。コンセントまわりに埃がたまっていると漏電から引火する恐れもあるそうなので、よかった♪ 気づいて!

【before】





コンセント周りの掃除完了! 埃も取れて一安心です。

【after】


これで試運転前の準備はOK! では、さっそくエアコンを半年ぶりに動かしてみます!

試運転の方法&チェックポイント

「試運転」の手順はたった2つです!

1.室温より3℃低く設定して、30分間冷房運転する。

わが家の場合、室温が25℃だったので、22℃に設定。運転中、冷たい風が出ているか、不快な臭いや聞きなれない音などが発生していないかをチェックします。運転を30分間続けるのは、もし異常があった場合、エアコンの診断機能が不具合を検査して判定を出すのに時間がかかるためとのこと。



運転中、変な臭いや音もなく、冷たい風もきちんと出て部屋も冷えました。

2.ドレンホースの排水を確認する。

ドレンホースとは、室外機のそばにあるホースのこと。下の写真の〇で囲った部分です。



エアコンを運転させることで発生した水がここから出ます。この水は、冷房や除湿運転をする際、エアコン本体(室内機)に吸い込まれた空気が熱交換器で冷やされ、結露したもの。もし、ドレンホースが埃などでつまっていると、水が逆流してエアコン本体から水漏れしてしまうそうです。

試運転して30分後、ドレンホースから排水しているか確認。あれっ! 水が出ていない! ドレンホースに何か詰まっているのかな?



中を覗いてみましたが…特に何も詰まっていないようです。



どういうことなのか?
調べてみると…。空気中に含まれる水蒸気量が少ない場合や冷やす力が小さい場合などは、結露しにくくなり、ドレンホースからほとんど水が出なかったり、全く出ないこともあるとのこと。
結露する水の量は、温度や湿度だけでなく、部屋の気密性や断熱性などの環境によっても変わるんですって。エアコン本体からの水漏れがなく部屋が冷えていれば、故障ではないそうです。

よかった! 水漏れもしていないし部屋も冷えているので、わが家のエアコンは大丈夫!

ちなみに、ドレンホースが詰まっていた時の対応策のひとつが「ドレンホースクリーナー」。ホームセンターやインターネットで販売していて、詰まった埃を吸い取ることができるそうです。価格は1000円~2000円くらいとか。

試運転も無事終了。
とりあえずわが家では”エアコン待ち”の心配もなく、暑い夏を迎えられそうです。お年寄りや小さなお子さんのいる家庭は、たった1日でもエアコンなしの夏は厳しいと思います。
ぜひ早めの「エアコン試運転」、やってみてくださいね。


【あわせて読みたい】

【エアコン待機者】買い替えを迷ってる場合じゃない⁉半導体不足で深刻な「エアコン設置困難」を解説

ダイソー「加圧式霧吹き」のジェット噴射で…網戸やエアコンフィルターの汚れを一掃!

【熱中症は家で4割以上って知ってた?】”巣ごもり熱中症”を防ぐためにできること!