カルチョ・スキャンダル1審判決の結果、05−06シーズン優勝のユベントスがB降格、2位ACミランは勝ち点半減で8位扱いとなり3位インテルが現時点で首位となった。繰り上げ優勝になるかどうかが焦点となっているインテルだが、喜んでばかりはいられない状況に陥っている。

現地紙によるとインテルは昨シーズン開幕前に優勝ボーナスとして一人頭20万ユーロ(約2900万円)の金額を設定しており、選手26名とスタッフを合わせた総額は600万ユーロ(約8億7000万円)にも及ぶ。スキャンダル発覚後「インテルは潔白で優勝に値する」と繰り返し主張したモラッティ・オーナーもこの状況に頭を悩ませているとの事。クラブ側はこの問題に対し沈黙を貫いているが、妥協案としてボーナス額を半分の10万ユーロ(約1450万円)にする可能性が濃厚と見られている。一方、セリエB降格濃厚のユベントスはすでに全選手にボーナスが支払われている。

今回のカルチョ・スキャンダルにおいて現時点で選手は絡んでおらず、インテル、ユベントスの選手達にまた厄介な問題が浮上した。2審判決の結果は25日に下される予定だが、前回以上に熱い視線が注がれるだろう。