24年振り4度目の優勝を果たしたアズーリ(イタリア代表)にCM出演依頼が舞い込んでいる。22日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙付属の雑誌「SPORT WEEK」は代表選手達のCM効果を特集した。

W杯期間中にはスポットCMとして82年スペイン大会優勝メンバーのコンティ、カブリニ、ガッリ、タルデッリを起用した携帯電話TVの「VIDEO FONINI 3」が人気を博した。また現役選手ではドイツW杯代表スーツを提供した「DOLCE & GABBANA」がカンナバーロ、ガットゥーゾ、ピルロ、ザンブロッタを起用、下着一枚で肉体美をアピールした広告が世間の度肝を抜いた。

サッカー選手起用が目立つ中、イタリアの広告代理店「LEO BURNETT」エグゼクティブのセルジオ・ロドリゲス氏はW杯優勝に導いたマルチェロ・リッピに注目している。同氏によると「代表選手ではトニ、ジラルディーノ、グロッソ、ガットゥーゾが人材としては興味深いが、理想はリッピ。彼の持つエレガントな雰囲気、確固たるスタイル(信念)、落ち着いた言動が世間に与える効果は絶大だろう」と絶賛。起用法として「リラックスを印象付けるCMが最適。カモミール茶なんてどうかな」とアイデアを披露した。

国内では「カルチョ界のポール・ニューマン」と呼ばれることの多いリッピ。主婦層からの人気が絶大なリッピをCM起用する“監督”は誰になるだろうか。