21日(金)、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、同クラブの次期会長選挙出馬に向けて、来週水曜日(26日)にも会長職を辞任すると発表した。

クラブの規則では7月〜6月を1年度とみなす、とされており、この規則を盾にバルサの反対陣営役員は、2003年6月22日に会長に就任したラポルタ会長は4年の任期を終了したことになると訴えを起こしていた。バルセロナの地方裁判所はこの訴えを認め、バルサに対し「ラポルタ会長の任期終了に伴う会長選挙の実施」の判決を下した。これを受け、21日に緊急役員会を召集したラポルタ会長は、この判決に上訴はせず、選挙に再出馬するため来週水曜日にも会長を辞任するとの結論に至った。

「26日にも会長を辞任し、会長選挙に向けて準備を始めるつもりだ。我々のバルセロナの利益や名誉を守る気持ちは誰よりも強い。それに、我々のプロジェクトはクラブにとって良いものであると自覚しているし、このまま続けていかなければならない」と明言。

ラポルタ会長は、会長就任後クラブの財政を見事立て直し、その間にリーガ2連覇、チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げている。

選挙日は今のところ未定だが、9月10日の実施が有力視されている。