バルセロナがリリアン・チュラム(34)とジャンルカ・ザンブロッタ(29)両選手の移籍で、ユベントスと合意に至ったとスペインのラジオ局‘オンダ・セロ’の番組内で伝えられた。

昨日(18日)、バルサのチキ・ベキリスタインテクニカル・ディレクターとフェラン・ソリアーノ副会長がトリノを訪問。ユベントス首脳陣と移籍交渉を行った結果、チュラムは移籍金500万ユーロ(約7億3000万円)、サンブロッタは1400万ユーロ(約20億円)で交渉が成立した。バルサがまずユベントスと交渉を行ったこと、両クラブが良好な関係にあることから、この交渉はスムーズにいったようだ。残るは選手本人との合意のみとなっている。

テュラムは先日にも「セリエBでプレーすることは考えられない。バルサでプレーできたら最高だ。ロナウジーニョやエトーとプレーできたら嬉しい」とバルサ移籍へ積極的な姿勢を見せていることから移籍はほぼ確実と思われる。一方のザンブロッタに関しては、レアル・マドリーやACミランといったクラブもオファーを出しており、全てのオファーが出揃ったところでクラブ側と話し合い、ザンブロッタ本人の意向を尊重した上で最終的な決断が下されることになる。バルサとしてはザンブロッタがバルサに気持ちを傾けてくれることに期待したいところだ。

新シーズンに向けて、バルサがこれまで獲得しているのはエイドゥル・グジョンセン(27)のみに留まっているが、経験豊富なセンターバック、テュラムと左右両サイドバックをこなせるユーティリティプレーヤー、ザンブロッタの両選手を獲得することで、バルサディフェンス陣の層もより厚くなる。前人未到の6冠達成を目指すバルサにとって大きな補強となるに違いない。