チェルシーのMFダミエン・ダフのトッテナム移籍が確実となった。すでにメディカル・チェックを17日に済ませており、数日中にも移籍を発表する見通しとなっている。

 アイルランド代表のダフは、2003年にブラックバーンから1700万ポンド(約34億円)でチェルシーに移籍して以来、リーグ優勝を2度経験している。しかし、膝と肩のケガに悩まされ続けたダフは、ジョゼ・モウリーニョ監督の下でスタメンを確保できずにいた。

 そして、今夏チェルシーがMFミヒャエル・バラックとFWアンドリー・シェフチェンコを獲得したことで、モウリーニョ監督は従来の4−3−3から4−4−2にフォーメーションを変更する可能性が高い。ウィングを主戦場とするダフにとって、ポジション確保が極めて困難な状況に追い込まれていた。

 チェルシーとの契約を1年残すものの、ダフのトッテナム移籍はもはや秒読み段階。ディミタール・ベルバトフ、ディディエ・ゾコラ、ベノワ・アスー=エコットに続き、トッテナムの4人目の新戦力となる予定だ。