レアル・マドリーの医師団を説き伏せ、左足頸骨の手術に踏み切ったブラジル代表FWロナウドが新たな火種を撒き散らしている。ロナウドは、手術を翌日に控えた14日(金)の夜、ブラジル代表のチームメイト、アドリアーノ(インテル所属)とリオデジャネイロ市内のディスコで踊りまくっていたようで、規律を重んじるカペッロ監督に早くも頭痛の種が生まれている。

もっとも、ブラジル代表のチームドクターであるジョゼ・ルイス・ルンコ医師が執刀した手術(15日に行われた)は無事成功し、ワールドカップ期間中もロナウドを悩ませていた痛みの原因である頸骨の石灰は取り除かれた。手術後ルンコ医師は、「ロナウドはまず2週間ほど理学療法士のケアを受け、その後ランニングを開始できる状態になる。チーム練習に合流するのは4〜5週間後となるだろう」と説明。これにより、ロナウドが27日から行われるイルドニング(オーストリア)でのプレシーズンキャンプに参加できなくなる可能性が出てきた。

チーム全体練習に参加できないまでも、キャンプに連れていくのかどうかはカペッロ監督の判断に委ねられることになる。