レアル・マドリーがファビオ・カペッロ新監督の下、7月12日(水)からワールドカップ参加組を除く23名で来シーズンに向けてのプレシーズンをスタートさせた。朝10時からランニングを中心とした60分間のフィジカルトレーニング、ミニゲームなど60分間の実践トレーニングと2部構成の練習を2時間行っているが、練習2日目にしてアントニオ・カッサーノ(24)が早くもバデバテとなっているようだ。

81キロでシーズンを終えたカッサーノは、休暇に入る際、他のメンバー同様プレシーズンに向けてフィジカルコンディションを整えておくようR・マドリーのフィジカルコーチ陣から指示を受けていたが、2キロ増の83キロでプレシーズンに突入。身体の重さ、調整不足そして暑さから早くも疲労困ぱいといった様子を見せている。

身長175センチのカッサーノの理想的な体重は79キロと言われており、「走らない選手はいらない」とカペッロ監督が言っていることから、今後は練習と食事療法などで身体をしぼり込むよう最大限の努力を行い、コンディションを元のレベルに上げていく必要がある。カペッロ監督は、この練習期間中に誰を残し、放出するかを見極めるとしており、カペッロ監督を慕うカッサーノが監督の期待に応えることができるか、彼自身にかかっている。