ワールドカップを終え、バルセロナのプレシーズンキャンプに合流するまでバカンスに入っているMFデコが、ワールドカップ期間中にレアル・マドリー会長選挙の立候補者からオファーがあった、とスペイン紙‘ムンド・デポルティーボ’に明かした。

「ルイス・フィーゴ効果(2000年夏、同クラブ会長選でフィーゴ獲得を公約に挙げたフロレンティーノン・ペレスが勝利。バルサにダメージも与えた)をまた狙おうとして、僕にビッグオファーを提示してきたんだ。でも、はっきり言ってそのオファーには全く興味もなかったし、(オファーをくれたことに)お礼だけ言って、断ったよ」。

少し前には、チェルシーのMFフランク・ランパードとの交換トレードが噂に上っていたが、「僕は落ち着いていたよ。だって、事実じゃなかったからね。ラポルタ会長とは良い関係にあるし、そういう話しがあるんなら僕に直接言ってくるはずだからね。R・マドリーはその噂を利用して僕にオファーしてきたんだと思うよ。具体的な交渉に至ることもなかったし、話しを聞いただけ。それだけだ」とコメント。

「僕は、バルサでのプレーも、バルセロナの街もすごく気に入っている。出てけって言われない限り、ここを離れるつもりはないよ」と言い切るデコの気持ちは、バルサ3シーズン目となる06/07シーズンでもプレーに現われ、チームを牽引していくに違いない。

なお、バルサのプレシーズンは7月17日にスタートするが、デコを含めたワールドカップ参加組は31日にチームに合流する予定となっている。