ワールドカップドイツ大会でイタリア優勝に貢献する活躍を見せたユベントス所属のDFジャンルカ・ザンブロッタ(29)には、レアル・マドリーが獲得の意志を表わしているが、ライバル、バルセロナがザンブロッタ獲得に乗り出しているとスペイン紙‘スポルト’が報じた。

「バルサからのオファーがあるし、ACミランのようなイタリアのクラブからもオファーを受けている。でも、R・マドリーからは報道による興味レベルの話ししか知らない。いずれにしても、自分の今後についてはユベントスに下される裁定次第となるだろうし、それまでは決めるつもりはない。全く何も決めていない、今言えることはそれだけだ」。

左右両サイドをこなすユーティリティ性を持ち、持ち前のスピードでサイドを突破、正確なアーリークロスで前線に正確なボールを供給するザンブロッタは、サイドバックの補強が必要とされているバルサにうってつけのプレーヤーであり、カペッロ新体制になり新しいチーム作りが急務とされているR・マドリーにとっても欲しいプレーヤーだ。ザンブロッタ獲得をめぐって永遠のライバル間で激しいバトルが繰り広げられることになりそうだ。

なお、セリエA不正疑惑事件で、ユベントスはイタリアサッカー協会のスポーツ裁判所からセリエC降格を求刑されているが、その裁定は近日中にも下される予定だ。