「走るか、それともクラブを出て行くか」。レアル・マドリーの指揮官ファビオ・カペッロがロナウドに対して早速厳しい注文をつけた。ロナウドの才能については信頼をおき、チームには必要なFWであると考えるカペッロだが、「トップコンディション、そしてプロサッカー選手としての意識がなければ起用することはない」とロナウドに警告。規律を重んじるカペッロ流が早くも出た。

試合に出ればそれなりの結果を残してきたロナウドは、これまでの指揮官には甘やかされてきた感があるが、カペッロが彼を特別扱いすることはないはずで、プレシーズンキャンプでも他のメンバーらと同じハードトレーニングが課され、少なくとも10キロの減量が命じられることになるはずだ。ロナウドが24日から合流するこのプレシーズンキャンプでいかに‘やる気’を見せるかにかかってくると言っていいだろう。

また、プレシーズンを迎えるにあたり新しいチーム作りを始めているカペッロは、各選手と1対1で直接話しをし、自身のプロジェクトを説明した上で選手の気持ちを計っていくようだ。そこで誰を残し、放出するかが判断される。ロナウドを含めた各選手の今後を決定づけるR・マドリーのプレシーズンキャンプは、明日(10日)スタートする。