イメージイラストより派手かもしれない!

767-300ER「JA608A」が担当

 ANA(全日空)が2022年3月26日(土)より羽田発着の国内線へ就航させる予定の、テレビアニメ『鬼滅の刃』の特別塗装機「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」。就航間近の3月15日(火)、那覇空港内の航空機整備会社「MRO Japan」で、この担当機であるボーイング767-300ER国内線仕様機「JA608A」が、通常のANA機塗装から「鬼滅」特別機へ”変貌”する作業シーンの一部を見ることができました。


ANA「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」貼り付け作業の様子(2022年3月15日、乗りものニュース編集部撮影)。

 同機は2021年12月からスタートしたANAと『鬼滅の刃』とのタイアップ企画の一環として誕生しました。ANAでは、2022年1月に炭治郎・禰豆子(ねずこ。正しい表記はネ+爾)などを胴体に描いた「鬼滅の刃じぇっと -壱-」も就航させており、現在塗装作業が進められている「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」は、2機目の「鬼滅」特別塗装機となります。

 主要キャラを中心にした1号機に対し、今回の2号機のデザインは、「柱(はしら)」と呼ばれる鬼殺隊の中で最も位の高い9名の剣士が登場するというものだそう。デザインは1号機同様に、左右で異なった仕様になっています。

塗装変貌の様子とは

鬼滅の刃 じぇっと -弐-」の特別塗装はいわゆる「デカール」と呼ばれるシール状のものがおもに採用されています。貼り付け作業は機体自体の大掛かりな定期メンテナンス作業と並行し実施され、ともに間もなく完了する予定。この日の取材では、胴体左側についてはかなり作業が進んでいる状態を確認できました。


ANA「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」貼り付け作業の様子(2022年3月15日、乗りものニュース編集部撮影)。

 なお機内は、「鬼滅の刃 じぇっと -壱-」と同様の限定デザインとなっており、特別仕様のヘッドレストカバーが装着され、CAは禰豆子の衣装をモチーフにした限定デザインのエプロンを着用してのドリンクサービスをするほか、炭治郎などのキャラクター4人による機内アナウンスが用意されるとのこと。

 同機はこのあと3月25日に国内線定期便就航に先んじて、成田発着の遊覧フライトを実施。その後羽田に移動し、3月26日に定期便デビューを予定しています。なお就航2日目となる3月27日から4月10日までの間は固定スケジュールで運航となり、羽田〜広島、松山、伊丹線に投入される予定とのことです。