ヤマハのバッテリー着脱式電動スクーター新型! 「NEO′S」欧州から発売 原付を代替
ベトナム生産。日本くるかな!?
クルマ通勤からの切替、50ccの乗換狙う
ヤマハ発動機は2022年3月11日(金)、バッテリー着脱式の電動スクーター「NEO'S(ネオス)」を欧州で3月に発売すると発表しました。順次アセアン地域での発売も予定しているといいます。
ヤマハ「NEO'S」(画像:ヤマハ発動機)。
ネオスは出力2.5kWクラスで、四輪車通勤から二輪車通勤へ切り替える新規層や、従来の50ccスクーター利用者のEVシフトといったニーズに応えるとしています。製造はヤマハのベトナム法人(Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd.)が担当。ヤマハが打ち出したEVシリーズデザインコンセプト「人機官能EVデザイン」に基づいたスタイリングです。
パワーユニットは、車輪にモーターを組み込んだインホイールモーターの「YIPU II」を採用。これは過去に電動の「パッソル」や「EC-03」に採用したものを熟成したものだといいます。ユニットをリムにボルトで締結しているため、タイヤ交換などの整備性にも優れるとのこと。
バッテリーは専用のポータブル充電器を使い、家庭用AC220V電源で充電が可能。車両に搭載した状態でも、取り外した状態でも充電できるといいます。約8時間で満充電に達し、航続距離は約37km。別売りのセカンドバッテリーを併用すると約68kmまで伸びるそうです。
欧州での希望小売価格は2999ユーロ(約38万円)、年間1万台の販売目標を掲げています。ヤマハはネオスについて、同社が掲げるCO2削減目標の目標達成に向け市場に投入する電動製品戦略車としています。
ヤマハはこの3月には台湾でも、Gogolo社との協業により、台湾内1200か所以上に整備されたバッテリーステーションを利用できるバッテリー交換式の電動スクーター「EMF」を発売。小型バイクの電動化を加速させています。