フィリピン空軍 トルコ製攻撃ヘリコプター引き渡しへ 原型はイタリア生まれ
T129として初の海外輸出です。
フィリピン空軍待望の新鋭戦闘ヘリコプター
フィリピン空軍は2022年3月9日(水)、T-129「ATAK」ヘリコプターが製造元のトルコから到着したと発表しました。
フィリピン空軍向けのT129ヘリコプター(画像:フィリピン国防省)。
T129「ATAK」は、イタリアのアグスタ・ウェストランド(現レオナルド)が開発したA129「マングスタ」攻撃ヘリコプターを、トルコのTAI(ターキッシュ・エアロスペース・インダストリーズ)がライセンス生産しているもので、すでにトルコでは50機強が造られており、トルコ陸軍のほか、準軍事組織である国家憲兵隊「ジャンダルマ」、トルコ内務省警察総局でも運用されています。
今回フィリピンに引き渡されたのは2機で、トルコ空軍のA400M輸送機に載せられて、3月9日0時30分にパンパンガ州マバラカット市のクラーク空軍基地に到着しています。
フィリピン国防省によると、同国空軍向けにT129を6機調達する計画で、今回到着したのはそのうちの2機にあたるそうです。