他国で何回か給油しつつ向かうのでしょう。

KC-767に続いて今度はC-2輸送機も

 防衛省は2022年3月10日(木)、ウクライナに防弾チョッキやヘルメットなどを届けるため、鳥取県にある航空自衛隊美保基地から輸送機が出発したと発表しました。


ウクライナ向けの支援物資を積み込む航空自衛隊のC-2輸送機(画像:防衛省)。

 飛び立ったのは、美保基地に所在する第3輸送航空隊第403飛行隊のC-2輸送機です。同機は10日午後4時ごろに離陸、ウクライナの隣国ポーランドまで飛び、そこで支援物資を降ろすとのこと。防衛省は、ウクライナに一刻も早く物資を届けるために全力を尽くすとコメントしています。

 これに先立ち3月8日(火)夜には、愛知県の小牧基地からKC-767空中給油・輸送機が防弾チョッキやヘルメットなどを積み込んで出発しており、今回はその第2便となります。

 なお、C-2は川崎重工が開発・生産する国産の大型輸送機で、防衛装備庁によると貨物20tを積んだ場合では約7600km、貨物30tを積んだ際には5700kmの航続距離があるそうです。