全長はアルファードより短い!

50年越しの夢かなえた電動ワーゲンバス

 フォルクスワーゲンは2022年3月9日、新型車「ID.Buzz」ならびに「ID.Buzz カーゴ」を世界初公開しました。


フォルクスワーゲンID.Buzz(画像:フォルクスワーゲン)。

 懐かしの「ワーゲンバス」(フォルクスワーゲン タイプ2)の現代版で、欧州初の全電動MPV(日本でいうミニバン)としています。「ID.Buzz」は5人乗り、「ID.Buzz カーゴ」は2人乗りまたは3人乗りのバンです。

 サイズは全幅1985mm、全高1937mm(カーゴ1938mm)、全長4712mmで、トヨタのアルファードより幅は大きいものの、長さは200mm以上短いです。それでいてホイールベース(前輪と後輪の距離)は2988mmを確保。前席はほぼ車軸の上にありフロントオーバーハング(前部の張り出し)がほとんどないとのこと。古いワーゲンバスのスタイリングに則っているそうです。

 ラゲッジ容量は2列目シートをたためば最大2205Lまで増加。将来的には6、7人乗りとホイールベースを拡張させたロングボディタイプも登場するといいます。

 欧州での前売りは2022年5月から。北米ではロングボディタイプが2023年以降に販売されます。

 ちなみに、フォルクスワーゲンでは50年前のハノーバー見本市で、電動のワーゲンバス(T2)を展示していたそう。その夢が現実になったとしています。

※一部修正しました(3月12日9時30分)。