川崎鶴見臨港バス、東京へようこそ!

天空橋駅から川崎への路線バス 本数どっさりで登場!

 川崎鶴見臨港バスと川崎市は2022年3月10日(木)、多摩川をまたぐ新たな橋「多摩川スカイブリッジ」経由のバス路線を4月1日から運行すると発表しました。


開通間近の多摩川スカイブリッジ。ここを通る都県境越えバスが開設される(乗りものニュース編集部撮影)。

 多摩川スカイブリッジは羽田空港エリアと川崎市の殿町地区を結ぶ多摩川最下流の橋で、3月12日に開通します。ここを通る初めてのバス路線です。
 
 バスは京急・東京モノレールの天空橋駅から多摩川を越え、京急大師線の大師橋駅までの路線が平日34本、土休日24本、天空橋駅から浮島バスターミナルまでの路線が平日12本、土休日5本の運行です。

 運賃は都県境をまたぐ場合220円、川崎市内のみならば210円です。なお、本路線の運行は、川崎市の「路線バス社会実験支援制度」の活用を予定。社会実験の中で輸送需要を確認するということです。

 工業地帯である川崎市浮島地区は、主に川崎駅方面からのバスが通勤需要を担っていますが、混雑も課題になっていました。天空橋駅発着の路線が登場することで、東京側から、その需要を分散できるかもしれません。また、羽田空港の沖合移転にともない、実質的にターミナル駅としての機能を失っていた天空橋駅にとっても、川崎側との連絡を担う新たな役割が付されることになります。