イングランド代表のDFソル・キャンベルは8日、5年間在籍したアーセナルを退団すると発表した。

 2001年にローカルライバルであるトッテナムから移籍したキャンベルは、アーセナルで2度のプレミア優勝と3度のFAカップ優勝に貢献。197試合で11ゴールを記録した。しかし、昨シーズンはケガと極度の不振から出場機会が激減しており、キャンベルは「新たな挑戦」を求めて、自ら退団を申し出たという。

「アーセナルでは、タイトルに恵まれた5シーズンを過ごすことが出来た。無敗で優勝した2003-04シーズンは、特にいい思い出だ。退団を決めたのは、新たな挑戦が必要だと感じたからだ。海外移籍には非常に興味を持っているが、現在は様々な選択肢を検討しているところだ。アーセン・ベンゲル監督には、非常に感謝している。また、ワールドクラスの選手と共にプレーできたことに大きな誇りを感じている」

 アーセン・ベンゲル監督は、キャンベルの残した功績の大きさを次のように語っている。

「ソルは我々にとって偉大な存在だった。彼の退団は非常に残念だが、その決断を尊重したい。ソルは我々のディフェンスにとって、中心的存在であった。2度のプレミア優勝と3度のFAカップ優勝、さらにチャンピオンズ・リーグ決勝のバルセロナ戦で決めたゴールは、彼にとって大きな財産になるだろう。ソルと共にプレーすることで、若手選手は大きく成長することができた。彼の貢献には非常に感謝している」

 現在31歳のキャンベルには、ポーツマスとトルコのフェネルバフチェが獲得に興味を示している。