いつかまた一般公開が復活するでしょう!

人体への安全性も高い

 2020年3月より現地での一般公開の見合わせが続いている、羽田空港格納庫にあるJAL(日本航空)の名物施設「スカイミュージアム」。来たるべき一般見学の再開にむけ、施設内に抗ウイルス・抗菌コーティング剤を散布する作業が、2022年3月8日(火)に実施されました。


JAL「スカイミュージアム」での抗ウイルス・抗菌コーティング剤散布作業の様子(2022年3月8日、乗りものニュース編集部撮影)。

 スカイミュージアムは、本物の飛行機を間近で見つつ、JALの商品・サービスの歴史や航空会社の仕事を知ることができる体験型施設です。コロナ禍で現地見学が出来ない状況が続いているなか、施設の全面リニューアルなど再開に向けた準備を進めており、今回の散布作業のこの一環です。「再開の時期はまだ確定していないが、できる限りの準備をしていきたい」と担当者はコメントしています。

 散布されるエリアは「お客さまが手で触れられるほとんどの部分」とのことで、アーカイブ用モニターやタッチパネルをはじめ、ボーイング737-400のコックピットシミュレーターや客席シート、貨物コンテナといった各種展示物まで散布を実施。ちなみに、これらはいずれも全面リニューアルで新設された設備です。

 なお、散布された薬剤はSIAA(抗菌製品技術協議会)の定める抗ウイルス・抗菌性能と、安全性が確認されたもので、人体への安全性も高く保たれているのも特徴といいます。担当者によると、薬剤の効果は3年から5年持続するとのことです。