東海道線「村岡新駅」いよいよ詳細設計へ 大船〜藤沢間 設置は合意済み
鉄道施設の跡地を大規模に開発します。
鎌倉市・藤沢市にまたがる再開発地区に設置
東海道線に新駅が設置予定(画像:photolibrary)。
神奈川県は2022年度の予算案を発表。この中で、JR東海道線の大船〜藤沢間に設置予定の「村岡新駅(仮称)」について、駅の詳細設計を行っていくとしています。
この新駅は大船駅から約2.6km、藤沢駅から約2.0kmの場所に設置されます。設置予定区域は1985(昭和60)年に廃止された旧国鉄湘南貨物駅の跡地となっており、さらに南東側には2006(平成18)年に閉鎖されたJR東日本旧大船工場の跡地があります。新駅設置は、これらの2区域の再開発と一体で行われます。
再開発計画では、約1km南東にある湘南モノレールの湘南深沢駅とをむすぶ形で、シンボル道路を設定。鎌倉市・深沢地区と藤沢市・村岡新駅周辺地区の合計約40ヘクタールで、新たなまちづくりを行います。村岡新駅周辺地区は「尖る創造と広がる創造を生み出す街」として、最先端研究の拠点を設置し、クリエイティブ産業の集まる環境を整備するとしています。
新駅の設置については、JRと神奈川県、藤沢市、鎌倉市の4者で、2021年3月に合意し覚書を締結。2022年度はいよいよ、詳細設計という具体的な動きに入っていきます。開業は2032年頃になる見込みです。