福岡高速3号線「空港直結延伸」2022年度に工事へ 空港通から国内線ターミナルに
わずか600mの「支線」が、いよいよ直結アクセス道路に進化です。
国道3号の交差点を地下でバイパス
福岡空港の国内線ターミナル(画像:写真AC)。
福岡県は2022年度の予算案を発表。その中で、3号線(空港線)の延伸について、年度内に工事を実施するとし、5億4000万円の予算を計上しています。
この延伸計画は、環状線の豊JCTからわずか600mの支線として空港通料金所まで伸びている空港線を、さらに東へ1.8km延伸し、福岡空港の国内線ターミナル付近へむすぶものです。あわせて、太宰府方面とをむすぶ渡り線も設置。空港利用者の利便性の向上を図ります。
途中で交差する国道3号・福岡南バイパスでは、の空港口交差点の周辺1.6kmの立体交差化が事業化に向けて進展しています。福岡高速の延伸部はこの交差点で地下にもぐり、空港方面へ抜けていく計画です。その先では、福岡高速専用の右折レーンで空港北口交差点から国内線ターミナルへ入っていく形となります。
現在、空港線で空港通りへ下りても、この空港口交差点の信号に引っかかることで時間ロスとなっていましたが、延伸によりこの交差点をバイパス。定時性が確保され、さらに現道の混雑も緩和されます。
2020年に都市計画決定され、2021年度は測量設計や調査を実施するとともに、事業化が決定。いよいよ工事着手に向けて動き始めます。