ファビオ・カペッロを新監督に迎え、チームの復活そしてタイトル奪還を目指すレアル・マドリーが、来シーズンの補強に向けて早速動き始めた。カペッロ監督は、自身のチーム構想にも入れているユベントスのファビオ・カンナバロ、ジャンルカ・ザンブロッタ、エメルソンの獲得を強く望んでいる。

スペイン紙‘マルカ’が入手した情報によると、カンナバロ、ザンブロッタ、エメルソンともにR・マドリーとカペッロ監督からの申し入れを受け入れ、移籍する準備もできているとのことだ。不正疑惑により、ユベントスはイタリアサッカー協会のスポーツ裁判所からセリエC降格を求刑されている。判決は7月27日に下されるが、ユベントスのセリエB降格はほぼ確実と言われており、そうなった場合、R・マドリーは3選手を1500万ユーロ(約21億円)近くで獲得することでユベントス側との合意を取り付けた。R・マドリーは補強、ユベントスは年棒負担の軽減とイタリアのライバルチームへの選手の流出を防ぐことにもなり、両クラブにとって好都合な合意となったようだ。