伊豆急3000系(元JR209系)のデザイン決定 「リゾート21」を踏襲 愛称も付与される!
運行開始は4月下旬とのこと!
伊豆急3000系電車(画像:伊豆急行)。
伊豆急行は2022年3月4日(金)、4月下旬にデビュー予定の3000系電車について、その車体デザインを発表しました。3000系は元々、JR東日本の房総地区で使われていた209系電車です。
デザインは山側・海側、伊東方・下田方でそれぞれ異なります。基調となる色は、下田方と海側が赤、伊東方と山側が青です。これは同社の観光列車「リゾート21」にならったもの。スカートにも配色されています。
全体に施されたのはホヌ柄です。「ホヌ」とはハワイ語でウミガメを指し、ハワイのほか伊豆にも生息しています。従来、通勤電車として使用されてきた車両ですが、伊豆急行線という観光路線を走るにあたり、利用客に少しでも非日常を味わってもらえるデザインにしたといいます。コンセプトは以下の通りです。
・話題性を高めるため、他社でも例のないものを探求
・あえて電車らしくないデザインを
・女性や若年層に関心を持ってもらえるようなデザインにしたい
なお3000系には、「アロハ電車」との愛称が与えられました。「アロハ」はハワイの挨拶言葉。愛情や思いやり、共感など、たくさんの意味を持ちます。伊豆急行は「開業から60年間、社是である『伊豆とともに生きる』のとおり、伊豆にかかわる人々に生かされている思いと、伊豆のために貢献する気持ちを大切にしてまいりました。これからも変わることなく、伊豆を訪れる方や伊豆に住まう方を心からおもてなししていくという当社の考えにふさわしいと思い、社員募集により決定した」としています。
3000系は8両編成(4両編成×2本)が運行される予定です。