36年前の3月3日、室蘭本線の北舟岡駅が開業しました。

信号場から仮乗降場へ


室蘭本線の北舟岡駅(乗りものニュース編集部撮影)。

 1986(昭和61)年の3月3日。室蘭本線の北舟岡駅が開業しました。ちなみに当時は信号場を簡易施設で旅客化した「仮乗降場」という扱いで、正式な駅に昇格したのは、国鉄民営化後です。

 北舟岡駅のホームからは見渡す限りの海が広がり、波打ち際は手の届きそうな距離にあります。北海道で海が文字どおり間近に広がる駅は意外と少なく、釧網本線の北浜駅のほか、1998(平成10)年に全列車が通過となり、そのまま廃止された函館本線の張碓(はりうす)駅くらいでしょうか。

 雄大な自然に包まれた風景の中、ポツンとホーム2本があるだけの駅ですが、小高い段丘をのぼると伊達市の住宅地が広がります。北隣は伊達紋別駅で、室蘭市の中心市街地がある東室蘭駅は南に5駅目です。