日韓航路の新型船「クイーンビートル」博多〜門司港に就航へ 日本籍化で国内便が実現
異形の高速船がついに二港間の航路に就きます。
これまでは遊覧運航のみ
新型高速船「クイーンビートル」(恵 知仁撮影)。
JR九州高速船は2022年3月3日(木)、新型高速船「クイーンビートル」を新たに国内航路「博多〜門司港」に就航させると発表しました。
「クイーンビートル」は2020年10月に博多港に到着。当初は日韓航路に就役する予定でしたが、コロナ禍で白紙に。パナマ船籍から日本船籍に変更し、日本国内で航行を開始します。
これまで、日本政府の特例を受けて「同一の港を発着する遊覧船」として使用されていましたが、今回いよいよ、「別々の港をむすぶ航路」に就航する形となります。
2022年6月までの運行予定は、4月10日・24日・30日、5月8日・15日・29日、6月5日・12日・25日。
各日1往復が運航されます。博多港国際ターミナルを9時に出発し、門司港11号岸壁に11時45分に到着。復路は門司港16時発、博多港18時45分着です。玄界灘に浮かぶ大島を回り込んで関門海峡を通過する、約103kmの航海となります。
運賃は片道おとな6600円(こども半額)。ビジネスクラスは2500円追加で、広い座席間隔と、60度リクライニングシート、USB・AC電源や読書灯などを備えます。
乗船券は電話のほかネット予約も可能。ネットでは3日前まで、電話では出港30分前まで予約可能です。
なお最初の運航日となる4月10日(日)には、博多港での出港セレモニーや、門司港レトロでの船内見学会などが行われる予定となっています。