英国各紙は7日、ドイツワールドカップの決勝戦を控えるイタリア代表のマルチェロ・リッピ監督が、来季からの新天地にマンチェスター・ユナイテッドを選ぶと一斉に報じた。

 マンUのアレックス・ファーガソン監督は、2006-07シーズン限りで20年間務めた監督の座を退くといわれている。そこで、リッピはファーガソン体制の下で1年間共同監督、もしくはコーチを務め、2007-08シーズンから監督に就任すると伝えられている。

 英国大衆紙『ザ・サン』は、「彼はイタリアであらゆる成功を収めており、高額のオファーにも興味がない。現在関心を抱いているのは国外での仕事だけのようだ」というリッピ関係者のコメントを掲載している。

 一方、マンUは「リッピ氏がオールド・トラフォードへ来るという報道は真実ではありません。我々は現在のコーチング・スタッフに満足しています」との声明をウェブサイト上で発表している。

 日曜日にフランスとの決勝戦を控えるリッピ。長年の友人関係にあるファーガソンも、その能力を高く評価しているだけに、ワールドカップ優勝監督としてマンチェスターの地に降り立つ可能性もありそうだ。